よりよく生きる関係性の3要素?

ウエイクアップ組織変容コーチ川添香です。

最近、テレビの大きな画面でYouTubeを
見るのにはまっています。

きっかけは家の収納や整理を見直したくて
検索をしたことですが、だんだん
スキル系の動画より、
おすすめで上がってくる暮らし方の動画が
面白くなってきました。

ミニマリストもいれば、
たくさんの物を持ち、上手に使い
こなしている人もいます。
女性のYoutuberが多い中、男性もいます。

彼らを見ていると、モノとの
関係性を作るのがとても上手だなー
と思うのです。
背景には自分がどう生きたいか
というのがあり、その軸が決まると
モノとの関係性も決まってくるように見えます。

あるとき目に留まったのは、とある食卓の風景。
お皿に盛ってあるのはごくごく普通の料理。
それがとても美味しそうに見えます。
大きな窓から見える庭の緑、こだわりの食器、
木の風合いを大切にした家のつくり。
厳選したのだろうと思えるインテリア。
そういったモノたちが料理を美味しく
見せているように感じました。

この動画の主のご夫婦は奥さんの大病をきっかけに
生き方、暮らし方を見つめなおしたそうです。
それが動画の落ち着いた暮らしの中から
見えるようです。

最近思うのは、関係性は
「人」と「人」の間にあるものだけではない
ということです。

前述した「モノ」との関係性もそうですし、
起きてしまった「出来事」との関係性を
どう作るかも、人生においては
重要になってくるのだと思っています。

私事ですが、昨年秋に夫の難病
(血液疾患の一種)が発覚しほぼ一年
それと向かい合ってきました。
この病気に関しては完治する方法は
骨髄移植のみということで、
紆余曲折を経て決断するまでに
かなりの日数を要しました。

病気を受け入れてうまく付き合って行くのか、
リスクを受け入れて骨髄移植を選ぶのか。

結果的に病気そのものにはNOを言い、
完治を目指すことにしました。
同時に、病気になったという
「出来事」とは、ともに生きていく
覚悟が決まったように思いました。

さらに、出来事を真ん中に
夫婦の関係性は、以前より密になった
と感じています。お互いに
「ありがとう」の言葉が増えてきました。
お互いを思いやる時間も増えました。

「人」「モノ」「出来事」それぞれ
単体ではなく、複雑に絡み合って
関係性を作っているという体験だった
と思います。

チームや組織においても例外ではなく、
それがどのようにチーム内の関係性に
影響を及ぼしているのか知ることは大事です。
特に過去の出来事がどのように
現在の関係性に影響を及ぼしているのか、
過去の出来事とチームの関係性は
どのようになっているのか、
未来に向けて何を選択して何を選択しないのか、
「人」「モノ」「出来事」の観点で見るのも
発見があるのではないでしょうか。

さて、ただいま絶賛入院中の夫ですが、
移植は成功し、徐々に血球も増えてきています。
移植後は免疫は赤ちゃんと同程度になり、
合併症や感染症のリスクが高いので、
退院後は今以上に衛生面に
気を付けなければなりません。

掃除をしやすくするためのモノとの
付き合い方を模索して行きついた
YouTubeでしたが、思わぬところに
はまってしまいました。

目下、我が家は断捨離真っ最中です。
これから増やしていくモノに関しては、
お迎えするときに、どのようにお付き合い
できるのかしっかり考えてからにしよう
と思っています。

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