コーアクティブ・コーチングって何ですか?

ウエイクアップの上田晶子(あっちゃん)です。
CTIのコーチングコースのリードを担当しています。

「この学びを、子どもとの日常の中で
生かしていきたいと思います。」

これは、特に基礎コースに参加された方から、
最終日の完了の言葉として度々伺う言葉です。

この言葉を聞くたびに、心の中で、
うんうん、とうなずく私です。

我が家には、5歳と2歳の兄弟がいます。

飛ぶように過ぎてゆく日々の中で、ふと、
コーアクティブが自分の中に息づいていて、
子どもたちとの日々の中でも現れてきて
いると感じる瞬間が多くあります。

そこに共通しているのは、
「自分が意識的でいて、選択している」
という感覚がある、ということです。

朝から子どもたちに、こらーーっっ!!
遊んでないで準備してええ!!
と怒りながら、ふと、
この怒りはどこからくるのだろうか?
と自分に問うてみる。

私は、仕事において約束の時間を守ることを
大事にしていたいんだな。そうすることで、
パートナーとして誠実でありたいんだな。

そう気づいて、深呼吸して、
ママ、今、怒りすぎたよね。ごめんね。
朝からお互いに残念な気持ちになったよね。
本当は、一緒に笑っていたいよね。
そのために、大切なお話をするから聞いてね。
と自分の思いを伝えて、
子どもたちの気持ちも聞いてみる。

これは一例ですが、夫婦や親子など、
こと身近な関係性においては、
お互いの存在があたりまえの日常であるが故に、
無自覚であること、反応的であることが
多くあります。

それはいいも悪いもなく、当然起こること。

だからこそ、いつものあたりまえの中で、
「必要な瞬間に、どれだけ意識的であれるか」
が、大きな違いを生み出すように感じています。

今この瞬間、本当に子どもたちの心の声に
耳を澄ませることができているだろうか?

子どもたちが大切にしたいことを
理解し、尊重することを、
どれだけしようとしているだろうか?

私は子どもたちを、
どんな存在として見ているだろうか?
一人の自立した個人として見ているだろうか。
自分の一部であり、
コントロールするものと見ていないだろうか。

子どもたちにとって、私という存在が、
どんな存在であることを私は願っているだろうか?

「意識的である」ということは、
自分の中で問いが生まれる、
ということでもあります。

そして、その問いをまっすぐに自分に問い、
その瞬間の自分にとっての答えを選び、
そこから行動するということでもあります。

「コーアクティブ・コーチングって何ですか?」

この問いに対して、
今、私が持っている答えの一つは、

「人が人と共によりよく生きるための知恵」

だということです。

リアルで生々しく、
面倒くさい家族との日常の中で、
一人でも多くの方が、大切な人と
よりよく生きることを実践されることを
願っています。

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