ウエイクアップのE&I(Exploring & Inspiring)
担当、久慈洋子です。
暑かった夏も過ぎ、秋になると、そう、
ウエイクアップ・アワードのスタートの季節です。
この賞が始まったのが、2015年度ですので、
今年でもう8年目を迎えます。
昨年度までの7年間で、74組の受賞者の方々の
素晴らしいお取組みに出会いました。
「ウエイクアップにふさわしいアワードを創ろう!」
という意気込みでやり始めたのはいいけれど、
「ねえ、アワードって何するの?!」
という最初の頃のドタバタが、
なつかしく思い出されます。
ウエイクアップ・アワードとは、
ウエイクアップの目指す
「意識の進化を呼び覚まし、人やシステムが
本来持っている可能性が拓かれた
幸せな今と未来を創る」活動に取り組まれた
個人、もしくは組織に敬意を表し、それを
広く周知するための賞です。
(詳しくは、https://award.wakeup-group.comを
ご覧ください)
私の好きな作家の一人である村山由佳さんが、
25年にわたって書き綴った
“おいしいコーヒーのいれ方”シリーズの最終巻、
『ありふれた祈り』に、こんな場面が出てきます。
主人公が、オーストラリアで出会った
アボリジニの小学校の先生、マリアに
こう訊きます。
「(あなたのように)いったいどうやったら
全員に目配りをして、それぞれの人が必要としている
愛情をきっちり注ぐことができるのか?」
マリアは、答えます。
「まず、どんな子にも、
こちらがまだ見つけられないでいる
良いところがあるって、心から信じるようにするの。
そうして自分を疑ってかかる。
今この子に対して腹が立つのは、この子じゃなくて
自分の側に足りないもののせいなんじゃないか、って。」
そして、こう続けるのです。
「私たちはね、常に、欠点や短所から
大きなものを学ぶの。
誰かを自分を映す鏡として見たり、
自分の奥底を覗いたりしながらね・・・
(中略)いま自分に欠けているものこそが、
最高の宝物、最大の資本金だってことよ。
そんなふうに考えたら、
人間としてまだまだ不格好な自分が
ちょっとは愛おしくならない?」
きっと世の中には、このマリアのように、
それぞれの場所で、Co-Activeな世界を
(その言葉は知らなくても)築き続けている方々が、
たくさんおられるのでしょう。
そして、そこには、それぞれの、
心にひびく物語がひそんでいるのでしょう。
ウエイクアップ・アワードは、そんな
物語ひとつひとつに、スポットライトを
当てていきたいのです。
「ほら、ここに、こんな素敵な花が咲いていますよ」と。
みなさんの周りに、そんな素敵な花、
素敵な物語があったら、ぜひ、
ご応募、ご推薦いただけませんか?
<スケジュール>
①応募受付開始:2022年9月16日(金)
②応募締切 :2022年11月14日(月)
*ご応募者には、アワード委員会のメンバーが
インタビューをさせていただきます
③受賞者へのご連絡:2022年12月下旬
④授賞式 :2023年3月1日(水)
(オンラインにて実施予定)
お問合せは、以下までお願いいたします。
たくさんのご応募を、お待ちしております!
<お問合せ>
株式会社ウエイクアップ
ウエイクアップ・アワード実行委員会
担当:久慈、西井、岡本
Email: award@wakeup-group.com