指示命令か対話か

家族でゲーム

こんにちは。
組織変容コーチの番野智行です。

「自分のことは自分で決めたい」

これは、今年の春に番野家で行われた
少し重たい空気での話し合いの中、
11歳の長女から絞り出すように出てきた言葉です。

この一言をきっかけに
家族の関係性が良い方向に変容しました。

今日は組織における対話の意味について、
私と娘とのエピソードを紹介しながら
書こうと思います。

■娘がゲームに熱中し過ぎて…

「そろそろ宿題をして!」
「明日学校だから早く寝よう!」
「遅刻するから早く起きて!」

妻(※)の朝晩のイライラが
今年のはじめごろから増していました。

我が家には小学5年生と2年生の娘がいますが、
二人とも両親に似てインドア派です。

人数分のNintendo Switchがあり、
昨年は私以外の3人が毎晩
「あつまれどうぶつの森」世界で
魚釣りや野菜栽培をしていたほどです。

私自身もゲームに否定的ではなく、
そこから学べることはたくさんあると思っています。

ただ特に長女が度を過ぎてのめりこんだ結果、
冒頭のやり取りが頻発するようになりました。

※夫もっと頑張れというご意見もあるかと思いますが、
残念ながら余計に反発が起きるのみで戦力にならず…

■指示命令か対話か

夫婦での会議を行った結果、
「ゲームについてのルールを決める」ことを決めました。

問題は
・どのようなルールを
・どのようなプロセスで決めるか
です。

大人が関係者間の利益や関心を踏まえて論点を整理し、
最適だと考えるルールを決めて子どもに通知する
というケースもあるかと思います。

以前の私ならきっとそうしていたでしょう。

しかし、今回は娘とも対話して決めることを選びました。

夫婦揃ってコーチ…というのもありますが、
昨年、引っ越しという重大な意思決定を
十分な対話をせずに夫婦中心で決めたことが、
子どもにとっての痛みを引き起こし、
対立を生んでしまったことへの反省が大きな理由です。

■お互いが大事にしたいことから始める

対話では、いきなりルールの議論はせずに、
「それぞれが何を大事にしたいと思っているか」を
共有することからスタートしました。

私や妻は、ルールを決めることで
行動を縛りたいわけではなく、
健全な成長を願っていることを伝えました。
同時に、自由な時間の過ごし方は尊重したいし、
自由に決めていいと思っていることも伝えました。

長女はじっと黙っていますが、受け取ってくれている様子。

そしてしばらくの沈黙の後に出てきたのが
冒頭の言葉「自分のことは自分で決めたい」です。

良く言ってくれたし、
聞けてよかったと嬉しくなりました。

私たちが受け取ったことで、長女も私たちの願いを
受け取ってくれたようにも思います。

その後、長女の意見を丁寧に聞きつつ、
私たちの願いも重ねて伝えながら、
無事にルールは決まりました。

■プロセスが持つ意味

出来上がったのは「ゲームは●時まで」という
どの家庭にでもありそうなルールです。
ただ、このプロセスを経て決めたことが効いています。

言われたルールを仕方なく守るのでもなく、
納得いかないから抵抗するのでもなく、
自分が決定に参画したルールにどう向き合うか
という構造です。

私も時々「ゲームしすぎ…」と思うことがありますが、
この合意があることで、
不要なイライラを抱えずにすみます。
おかしいと思えば、ルールの変更を提案すれば良いですし。

この時の話し合いが、別の問題が起きた時の
話し合いの土台にもなっています。
最近は「スマホが欲しい」「夏休みはどうする」問題が。

以上、少し恥ずかしいですが、番野家のエピソードでした。

企業であれば、上司が決めたルールでも
従ってくれることが多いと思います。
逆にそれは怖いことでもあります。
「上が決めたことだから」と意識的・無意識的に
思っている可能性があります。

私自身がこの経験から、対話であり、
当事者一人ひとりが声を出して意思決定に
参画していくことの力を再確認しました。

一人ひとりが当事者として組織づくりに参加していく、
そんなプロセスづくりを引き続き実践し、
ご支援していきたいと思います。

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上記のような対話のプロセスの支援までを行っています。

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