ウエイクアップ組織変容®コーチの木村史子です。
この夏は、ありがたいことにたくさんの
「初めまして」のクライアントさんと出会う機会が多く、
慌ただしい日々を過ごしています。
「初めて会う人」とすばやく関係性を築くために、
試行錯誤の日々です。
ICF(国際コーチング連盟)では、コーチングを
「思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くこと」
と定義しています。つまり、
「関係を築くこと」そのもの自体がコーチングであり、
コーチとクライアントの関係性は
コーチングの質を大きく左右します。
クライアントがコーチングを通して成果を得るためには、
初めて会う2人がなんでも言い合える関係性を
すばやく構築することがとても重要です。
そして、このノウハウは、コーチング以外の場面でも
転用できるものだと思いますので、今日は、
私なりの「すばやく関係性を構築するコツ」を
お伝えしてみたいと思います。
① 目的と計画の合意
私たちがどんな目的のために出会ったのか、
それにはどんな計画が必要なのかについて
話すことを大切にしています。
目的や得たい成果、それまでのスケジュールや、
どんな関わりを期待しているかなどを明確にします。
コーチング以外の場面でも、ただ漫然と
関係性をなんとなく良くしていく努力をするよりも、
関係性を創ることで何を得たいのか、
共に目指すゴールについて合意しておくことはとても重要です。
② 自分を知ってもらう
コーチはクライアントに専ら質問するものですが、
私は、初めてお会いする場面では特に、
自分のこともオープンにクライアントに話します。
自分自身の価値観や、仕事の目的意識、
目指したい社会やライフスタイル・ワークスタイル・
プライベートのことや過去のキャリアや
挫折体験をシェアすることもあります。
つまり、「相手に話してほしいことを自分から話す」
ようにしています。
クライアントが普段は人に話さないような
自分自身の内面のことを気楽に話せる関係性を
すばやく作るために、ただ聴くだけではなく
「お互いに」オープンになることが近道だと思っています。
③ 相手を知る
クライアントの価値観や、現在の人生の満足度、
今までの成功体験や挫折体験、価値観や
ライフスタイル、思考の癖などを聴くことが多いです。
これもコーチング以外の場面で応用可能です。
「仕事上で大切にしていること」「ビジネスの時間帯」
「得意なこと」「苦手なこと」など会話しておくと、
その後の仕事がスムーズになります。
④ 約束する
コーチングの場合は、
コーチングフィーやコーチング頻度、
キャンセルルールや支払いタイミングや方法、
連絡手段などについて書面で約束を交わします。
コーチング以外の場面でも同様に、
お金のこと、期日のこと、契約のこと、仕事の範囲など、
スタート時に確認していた方が良いことは
たくさんありますね。
私が工夫していることをまとめてみました。
これを読んでくださったあなたの
「初めまして」の時に、お役に立てれば幸いです。