生きる時代

こんにちは。
伴想人プロジェクトメンバーの“やっちゃん”こと
長浜靖子です。

私は、外資系企業の日本法人で主に人事の仕事に
長く携わってきましたが、昨年末で30年余に渡る
会社員生活を卒業しました。

上司へウェッジウッドのカップで紅茶を出すこと
からスタートしたビジネスキャリアでしたが、
様々な機会に恵まれ、気がつくと
事業会社組織全体を俯瞰する高みにまで
歩みを進めることができました。

会社を去ると決断してからは、
敢えて次のことは考えず、
人生の大切な一幕を閉じることに注力しました。

そして何もない2022年がスタートしました。
スケジュール帳が真っ白の久しぶりの時間です。
そのスペースをゆっくりと味わいながら、
やってみたいと思うこと、
向こうからやってくるものを
少しづつ始めているところです。

そんなことの一つに歌があります。
今、月に1度、小さなシャンソニエ
(シャンソンのライブハウス)のステージに立ち、
ちょっと古い良き人生の歌を歌っています。

1970年代に活躍したジョルジュ・ムスタキという
フランスのシンガーソングライターがいます。
ギリシャ系ユダヤ人である両親の亡命中に
エジプトに生まれたムスタキは、自らを
特定の国に帰属しない“地中海人”と呼び、
愛、自由、孤独をテーマに多くの歌を残しました。
日本でも大塚博堂、さとう宗幸など
(知らない人はお父さんお母さんに聞いてね!)
多くのミュージシャンがカバーしています。

彼の代表曲の一つに
“生きる時代”という歌があります。
パリ5月革命(1968年5月のフランスで起きた
学生運動を中心とした社会危機)の嵐が
過ぎ去った後の自由の息吹を讃える曲です。

“愛するあなた 私たちは 同じ時代を生きている
歴史の中の ほんの僅かな とても短い 今を
時は過ぎる あまりにも速く 限りある命 限りある時間
あなたを縛る 鎖を解いて 生きることを夢みよう…”

地球が誕生したのは45億年前。
その地球の歴史全体を
真夜中から始まる24時間に置き換えると、
人類の歴史は午前0時までの最後のたった5秒間
だそうです。
この大きな時間軸の中では、
数年、数十年のキャリアや年齢の差などは
あまりにも小さなことに感じます。
私達はただ、同じ今を生きています。

伴想人プロジェクトに連なるエグゼクティブメンター達は、
夫々の人生で培ってきたものを次世代の人達と
分かち合いつつ、手を携えて
共に良い未来を創っていきたいと強く願い、
活動しています。

生きる時代は最後にこう歌いあげます。

“私はあなたを愛し続ける、
あなたは自由 何でもできる
私たちは 生きる時代をこの手につかもう
いつかすべてが変わる日が来る
それを信じて 明日へ生きる”

同じ時代に生きていることの奇跡に感謝して、
共に歩んでいきたいと願っています。

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