3分で仕事の生産性と人生の豊かさを倍増する

安曇野の田園風景

ウエイクアップの上田晶子(あっちゃん)です。
CTIのコーチングコースのリードを担当しています。

メルマガを執筆している今、長野安曇野に来ています。
10年来、年に2度、新緑の季節と紅葉の季節に
滞在している宿泊施設があり、今年もこの季節に
訪れることができ、昨日チェックインしました。

部屋に荷物をおいて、
ほっと一息ついた夕食前のひととき。
野草やハーブの茂る庭を眺められるデッキの
ベンチに腰掛けながら、
目をつぶって、自分に意識を向けてみます。

ずいぶん頭の中にいろんなものが詰まってるなあ。
メルマガ原稿の締切が明日なのが気になってるなあ。
体に力が入ってるなあ。特に肩のあたり。
呼吸が少し浅いなあ。

そんなことに気がつきながら、意識的に、
頭の中にあるものを一旦脇に置きます。
思い切り息を吸って、ゆっくりと吐いてみます。

そうしているうちに、少しずつ、
頭と体と心がほぐれてゆくのが分かります。

そうすると、風が肌を撫でている感覚に気がついたり、
鳥のさえずりや蝉の声がより鮮明に耳に届いてきたり、
草の青々とした匂いに気がつきます。

自分の内側のスペースをチェックすることで、
意識的に自分がクリアな状態を創り出す。
この仕組みを「スペースチェック」と呼んでいます。

CTIのコーチング・コースでは、最初の入り口の
基礎コースで早速この仕組みをみなさんにご紹介し、
コースの中でも取り入れています。

コースをリードするファカルティも、必ず毎朝の
ミーティングでスペースチェックをしています。

私は、コーチングの際に、すべてのクライアントさんと
まずはスペースチェックをすることから始めます。

スペースチェックの効果のすばらしいところは、
セルフチェックして自分をよりクリアな状態に
することで、ノイズが少なくなり、
自分の中のより純度の高いリソースに
つながることができること、
また、自分がクリアな状態であることで、
自分の外側にあるリソースにも、より鋭敏に
アンテナを立て、気づいて活用できるところです。

自分がクリアな状態を、意識的に
どれほど創り出すことができるのか。

このことは、仕事においての集中力や生産性、
日常においての豊かさに直結します。

コーアクティブ・コーチングの学びと実践の旅路は、
「意識的に生きる」ことを、日常の暮らしや仕事や
人間関係において、実践し続ける道のりでもあります。

私たちの多くは、自分が自覚している以上に、
無意識のまま日常を過ごしていることが多いものです。

スペースチェックは日常の中の数分で実践できる
シンプルな仕組みの一つですが、
継続的なコーアクティブ・コーチングの関係性は、

「あなたは、どんな自分としてあり、
何を大事にしていたいの?」
「あなたは何を選択し、
何を選択しないことを選ぶの?」
「あなたは今、何を思い、何を感じているの?」

そんなことをコーチに問われ続けながら、
コーチとの双方向の対話を通して、
自分自身が意識的に生きることを
日常や人生の中で実践し続けることを
後押しする本質的な仕組みでもあります。

自分という船に乗って旅をしているのが
人生だと例えてみると、
どれだけ意識的に生きることを実践するか。
その程度によって、船の向かう方向性、
最終的にたどり着く先は、まったく違ってきます。

本当に向かいたい方向性に自分の船を進めるために。
心から見たい景色を見るために。

ぜひ、コーチとしても、クラアイントとしても、
コーアクティブ・コーチングを学び実践する旅路を
続けてください。

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