ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。
いつもはCTIのコーチングコースや
企業でのコーチングコースといった
様々なプログラムのリードをしています。
実は昨年の暮れから演技を学ぶアカデミーに
通い始め、月火の18時過ぎから22時まで
下北沢の小さな劇場で30名弱の参加者と共に
71歳のロシア人から指導を受けています。
当初は仕事を終え、急ぎ夕飯を作り、
自転車に駆け乗り、坂道を立ち漕ぎし、劇場に滑り込み、
夜10時過ぎにまた自転車を走らせ、たまに急な雨に
濡れながら帰宅する日々に疲れ果てていました。
講義が長すぎる!
通訳を介したロシア語が入ってこない!
先生の言っている意味が訳分からん!
ありとあらゆる心のクレームに
辞めようかな、と思った事すらありました。
それが半年が経った今、とてもハマっています。笑
これを学びたくてここに来たんだ!と実感しています。
相手からつくる/Create from others
これは私がCo-Activeリーダーシッププログラムで
教えてもらったことです。
with ではなくfrom
それをこのアカデミーでも学ぶことになろうとは
運命としか言いようがありません笑
先生はなにより大切なのは「交流」だと言います。
これは誰かと一緒に何かやるwithとは
大きく異なります。
相手に関心を向けている時こそ 人は
人間らしく生きていて、
どんどん相手に関心を向けていくことで
自然に湧いてくる感情や言葉こそ“真実”だ
と言います。
人が交流している時にある真実は美しい、と。
そして先生は何度も言います。
「いそがない、いそがない」
「一人でやらない、相手から、相手から」
「相手からつくって!」
それは役割から“言うべきこと(セリフ)”を
ただ読み上げるように言葉にすることでもなく、
相手なしに一人で勝手に作り上げた世界で
感情的になることでもない。
それは“生きている”とは全く違うのだ
と何度も何度も伝えるのです。
「相手から創る」は、私自身がコーチとして
クライアントさんとコーチングをしていく中で、
コーリードというカタチで2人でプログラムの
リードをしていく中で、今まさに
失敗し続けながら実践していることです。
それは頭で考えて上手くできるようなものではなく、
どこまでも実践の道を歩み続ける旅のように思います。
立ち稽古で先生が止める時は、役者が
一人で内に意識を向けている時です。
セリフを言っている時でも、
ここからどうすれば良いか迷っている時でも、
とにかく相手に意識を向けず何かをしている時は
必ず止めます。交流がない時です。
「私はあなた達のエネルギーしか見てない。
日本語が分からない私が言うんだから説得力あるでしょ」
と先生は笑います。
演劇の学びにおいても、
コーチングの学び方と同じく、
実践あるのみです。
私の「相手から創る」練習はまだまだ続きます。
【おまけトーク】
1か月だけ再開すると言っていたNetflixですが、
1.5倍速にもかかわらず面白いドラマがあり過ぎて
観終えること叶わず・・・
あっさり1カ月延長することにしました。笑