ウエイクアップの上田晶子(あっちゃん)です。
CTIのコーチングコースのリードを担当しています。
「CTIのコーアクティブ・コーチングと
他のコーチングは何が違うんですか?」
こんな質問をいただくことがあります。
今回は、コーアクティブ・コーチングならではの要素を、
私なりにお伝えしたいと思います。
コーアクティブ・コーチングを
コーアクティブ・コーチングたらしめている
一つの重要な要素は、すべての人が、
『人生の目的(ライフ・パーパス)』を持っている、
という前提に立っている、ということです。
人生の目的とは、その人が100%の自分、
誰でもないフルの自分である姿を表現したものです。
そしてそこには、人は誰しも、100%の自分を表現し、
発揮しているとき、結果として、自分の周りの人たちや
社会に、ならではの影響をもたらしている、
という前提があります。
基礎コースの先の応用コースは、一人の人として、
自分自身の人生の目的を探究し続けながら、
コーチとして、目の前の人の人生の目的に好奇心を向け、
共に探究することを一貫してやっていきます。
「コーチがクライアントのどこに
意識を向けているのか?」
コーチングにおいて、コーチがこのことに
自覚的であることは決定的に重要です。
なぜならば、コーチの意識の範囲が、
コーチとクライアントが共に創り出せるものの範囲に
そのまま影響を与えているからです。
もし、コーチがクライアントが直面している
目の前の課題に意識を向けていたら、
コーチングの関係からクライアントが得るものは、
課題に対しての解決策です。
もし、コーチがクラアイントの掲げる
目標達成に意識を向けていたら、
コーチングの関係からクライアントが得るものは、
目標に向かっての具体的なステップです。
「この世界の中で、唯一無二のあなたは
何者で、何を創り出してゆく人なのか?」
コーチが、この問いをコーチングの関係のど真ん中に
置いてクライアントと対話をしてゆくことは、
クライアントの自己理解の深さと広さ、
そして、自分と世界の関係性をどう見るか、
自分が世界にどう影響を与えるか、に
本質的な違いを創り出します。
ますます予測不能で、不確かで、複雑な
VUCAの時代の中で、人生の目的を探究し続けること、
人生の目的を基点にして行動を選択し続けることは、
外側に起こることに反応的になるのではなく、
内にある力につながり、そこから外側の世界に
関わってゆくための、確かな源になると感じています。
「この世界の中で、唯一無二のあなたは何者ですか?」
「あなたは、あなた自身であることで、
何を創り出してゆく人ですか?」
おまけ:
私の人生の目的は「命の土壌を育む母なる大地」です。
この10年くらい探究し続け、今がバージョン5くらい。
人生の変化とともに、人生の目的も変化し続けています。
今、人生の目的に通ずることだけやっている、
という実感があります。