コーチが会社を創ると

みなさん、こんにちは。
CTIコーアクティブ・コーチング/
リーダーシップ プログラムのリーダー、
なべゆき こと 渡辺有貴です。

今年の1月11日に会社を設立しました。
2000年から22年も独立自営で仕事をしてきたので、
個人的には思い切った行動でした。

新しい会社は「マタニティリープ」という名前で、
「人生の目的」(*1)に沿った「クエスト」(*2)
進めていく会社です。
リーダーシッププログラムの修了生かつCPCCを持つ
三人が共同代表をしています。

今回のブログでは「コーチが会社を創ると」
ということをテーマに、
コーチングやリーダーシップを経営に活かす実践例
をご紹介したいと思います。

会社名とステーク

社名「マタニティリープ(Maternity Leap)」とは
Maternity Leave(産休)という言葉をもじった言葉です。
「マタニティ・子育て期の可能性と選択肢を広げる」
というステーク(*3)を表していて、
この時期はお休みや自分を犠牲にするものではなく、
リープ(飛躍)の機会になるという信念を表しています。

この言葉を思い出したり、口にすることで、
表現したい世界観を実感する合言葉になっています。
会社名や商品名に「なぜ」、「誰」にこのことを届けたいか
のメッセージが含まれているので力強さがあります。

会議の中でコーチング

月初の経営者三人で行うミーティングでは、
コーチングを行なっています。
AさんがBさんに10分ぐらいコーチングをする
(Cさんはそれをその場で聞いている)、
次にBさんがCさんにコーチングをする
(Aさんはそれを聞いている)、そして
CさんがAさんにコーチングをする
(Bさんはそれを聞いている)という具合に
三人1組のコーチング(Triad)をしていきます。

テーマはこの活動をするなかで気になっていること、
悩んでいることといったようなことです。
クライアント役をすると困っていることが
推進・応援され、他の二人は
クライアント役をしてくれた人の今や悩みを
知ることができ、今後どうしていきたいかを
見守ることができます。

見守るということもとても大事で、証人として
しっかりとクライアント役の人が話してくれたことを
受け取ることができます。
行動と学習が促されるため、相互に成長しながら
会社運営することができます。

経営✖コーチングの新しい潮流

1on1がビジネスで浸透する中、経営者間で
コーチングをし合うという新しい形のコーチングが
広まると面白いと思っています。

もちろん、利害関係者でもあるので、
チャレンジングなところはありますが、
会社のスタートアップや新しいメンバー間で始めると
比較的スムーズにいくのではないでしょうか。

これからもコーアクティブ・コーチングや
リーダーシップを活かした会社づくりを実験し、
その経験と知恵を共有していきたいと思います。

注)
*1「人生の目的」:クライアントがどんな人で
世の中に何を願っているのかを表現するもの。
全ての人は違っていて、その人の個性が表現される
人生の目的があるという前提がある。

*2「クエスト」:人生の目的が在り方(being)
だとすると、それが大胆に表現された
取り組み(doing)も含む活動のこと。

*3「ステーク」:何かイベントやプロジェクトに
取り組む際の信念。
ステークがあることでそのイベントやプロジェクトに
エネルギーが吹き込まれる。

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