危険な質問

ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。

いつもはCTIのコーチングコースや
企業でのコーチングコースといった
様々なプログラムのリードをしています。

さてCTIが提供する企業のコーチング研修は
コーチングそのものを学ぶためのプログラム
ではなく、コーチングのいくつかのスキルや
コーチのスタンスが、相手と信頼関係をつくる際に
とても役立つという観点で開発されています。

その理由は上司と部下という役割的に
上下関係のある2人がコーチングを進めていく
というのは正直難しいことだと思っているからです。

というのも特にCTIのCo-Activeコーチングは、
コーチとクライアントとの関係が対等で
あるかどうかが、コーチングのクオリティに
大きく関わってくるため、

役割的に上下関係がある際は、両者が対等な関係を
つくっていくことに合意すると言ったようなことが
ない限り、本当のコーチングにはなり得ないからです。

そういった訳で上司の方にプロのコーチに
なってもらう為の研修ではないのですが、
それでもCo-Active(協働)コーチングの
エッセンスがふんだんに盛り込まれているもの
なので、相手との信頼関係をつくる方法としては
目新しいものとして受講者の皆さんには
認識いただいています。

ただしその中でも必ずと言っていいほど抵抗感を
示されるのが「未来志向」のスキルです。
これは会話の方向性を言っているもので、
過去ではなく今、さらにこの先の未来に向けて
会話を進めていくというものです。

ここでは
「どうしたいですか?」
「どうなりたいですか?」
という質問例を試してもらうのですが、
その質問は相手を詰めるインパクトになって
しまいませんか!?と言われるのです。

確かに、上司に課題や問題、悩みを相談した際に
「で、結局どうしたいの?」
「色々考えてるみたいだけど、結論どうなると
良いと思ってる?」
と返されると思うと、話す気が失せます。

もしくは「〜したいと思っています」
と意見を伝えたら
「じゃあ、いつまでにやる?」
「メルクマールに何を置くの?」
と詰められてプレッシャーだけが返ってきた
というのでは、確かに「未来志向」の質問は
危険な質問です。

でも受講者の皆さんには、
「もしかしたらプレッシャーを与えてしまう
かもしれないと思いながらで良いので
『どうしたい?』と聞いてみて欲しい」と
お願いしています。

それは、もしかしたらプレッシャーになるかも
と思っている時点で、あなたの意識は
自分ではなく相手に向いているからです。

相手がどんな未来を描いているのか、
まだ描けていないのか、色々ある中で
本当はどう思っているか聞いてみたい、
そうやって相手に好奇心を向けることが、
私たちが言っている“スタンス”なのです。

実際「どうしたい?」と聞いてみたら
思ってもみないことを話してくれて驚いた、
という声をたくさん聞いています。

企業でコーチング的コミュニケーションは使える
と実感を持って私たちはリードしています。

私たちウエイクアップは上司の皆さんを
いつも応援しています!!
気になることがあれば、気軽にお声がけください。
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