本当に”可能性は発揮されていい”と思いますか?

ウエイクアップ・リーダーズ・マガジン、
毎週木曜日担当の斎藤豊です。

「もっと社員の可能性が発揮される風土作りをしたい」
「それぞれが考えて行動する組織にしたい」
と言った相談を頂くことがあります。

そして、よく思います。
本当に、社員個々人の可能性が発揮されて、いいんですか?
本当に、それぞれが考えて行動して、いいんですか?

自分自身が新入社員教育を受けたのは随分前のことですが、
「若いみなさんの可能性を最大限発揮してください」
のようなことは今でも言われているのでは
ないでしょうか。

ところが……
初めの頃こそ面白がって聞いてくれるものの、
しばらくすると
「まず仕事が一人前にできるようになってから言え」
と言われます。

ここでへこたれずに、ぶつかり続ければいいのですが
「それもそうか…」と自己納得。
やがて自分が抱える若手にも同じことが起きる。

本当に優秀な人は、そんな組織に
見切りを付けエグジットし、
会社には二流と三流だけが残っていく。

残念なスパイラルです。

「もっと社員の可能性が発揮される風土作りをしたい」
「それぞれが考えて行動する組織にしたい」
を実現する為に、必要なことはなんでしょうか。

自分自身の経験から思い出すことがあります。


会社員時代の10数年前、
社内でコーチングを専門にやりたいと思った僕は
役員に直談判し、SE職を離れその許可を得ます。
社内で1対1のコーチングをどんどん展開しました。

ある時その役員に話しました。

「コーチングは人の可能性を拓くので、結果的に
退職する人が出てくる可能性はゼロではありません。
それでもいいですか?」

その役員は言いました。

「全然構わない。嫌な仕事を続けるほどつまらない人生は無い。
いつか、あの会社での経験があったから今の自分がある、
と言ってもらえたらそれでいいじゃないか」

この時の感動は忘れられません。


「もっと社員の可能性が発揮される風土作りをしたい」
「それぞれが考えて行動する組織にしたい」
を実現する為に必要なことは、自信と度量です。

この会社にいて、自分と一緒に仕事をするからこそ得られる経験があり、
人間的にも大きく成長する機会を作れる、自信。

もしそう思えなかったら、感じられなかったら、
どうぞ自分の人生は自分で切り拓いて欲しい
という、度量。

「もっと社員の可能性が発揮される風土作りをしたい」
「それぞれが考えて行動する組織にしたい」

とお考えの皆さん。
ぜひ一緒に可能性が拓かれた会社、社会を
一緒に作りましょう!

おまけ
最近、テントサウナを体験しました。
あまりサウナ好きではないのですが、あれは良い!

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