“伝える”コミュニケーション

ウエイクアップ・リーダーズ・マガジン、
毎週木曜日担当の斎藤豊です。

年末の新聞にこんな記事がありました。

孤独感40~50代で顕著 リモートなじめず生産性に影響も
(日本経済新聞 2021年12月31日)

記事では「形は繋がっているけど、心は繋がっていない」
という50代の声も紹介しています。

本当にそうなのでしょうか。
リモート以前、心は繋がっていたのでしょうか。

仕事上の会話は、よほど意識しない限り
モノ・コト・数字になります。
モノ・コト・数字のやり取りをしているだけで、
本当の意味で“伝わる”コミュニケーションに
なっていません。

上司は「なぜ言ったとおりにやらないんだ」と言い、
部下は「はじめから分かるように言って欲しい」
と言います。


昔、あるワークショップに参加したときのことです。

男女に分かれて、部屋の壁の片方には男性が並び、
もう片側の壁には女性が並びます
(つまり距離を空けます)。

まず女性全員が男性に背を向け、その状態で男性1人が
自分の心で決めた特定の女性1人に向かって
「織姫!!」と叫びます。

当然、女性全員にその声は聞こえる訳ですが、
自分が呼ばれたと思った女性は振り返る
という仕組みです。
そして男女逆になり女性は背を向けた男性陣に
「彦星!!」と叫びます。

はじめの内こそ勘違い織姫さん・彦星さん揃い
なのですが、「この人に伝える!」という意図を
強く持って叫ぶと、不思議と当たってくるのです。


これが“伝える”コミュニケーションです。

もう何十年も「コミュニケーションが重要だ」と
言われているのに、今必要とされるコミュニケーションを
学ぶ人が余りにも少なくて驚きます。

リスキリングが叫ばれるこの頃です。
コミュニケーションを磨くために、
コーチングを学びましょう。

おまけ
冒頭の新聞記事を妻に見せたところ、
「おじさんたち、友だちの作り方知らないんじゃない?」
と一言。
若手は飲み会を敬遠しがちといいますが、
同じ部署だから飲み会がある、というのは
意味不明なんでしょうね。
あ、僕は飲み会好きですよ。いや、大好きです(笑)。

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