4歳のリーダーがもたらした本質的な変化

ウエイクアップの上田晶子(あっちゃん)です。

CTIのコーチングコースのリードや、
上級コースのスーパーバイザーを担当しています。

こうしてメルマガを書いている今も、
基礎コースの担当をさせて頂いている真っ只中。

私は基礎コースで受講生の方々と
ご一緒させて頂くことがたまらなく大好きです。

はじめてコーアクティブ・コーチングを学び、
実践する扉を開けた方たちが、
「これからこんなところでこの学びを使っていきたい!」
と意気揚々と言葉にされる姿を目の当たりにできるのは、
基礎コースを担当させて頂く醍醐味だと感じています。

その中で、多く聞く言葉が、
「仕事で活かしたいと思っていたけど、
まずは奥さんの話をちゃんと聞くところからはじめたい」
「子どもとの日常の中で生かしていきたいです」
と言った、身近な関係性の中で使っていきたい、という声です。
(その瞬間に、心の中で激しくうなずく私です笑)

そう、コーアクティブ・コーチングには、
一番身近なパートナーや家族との関わりの中で
使える要素が多くあります。

2019年にコーチングコースのコンテンツが
さらにブラッシュアップされ、体験から学ぶための場を
全員で最大限に創り続けてゆくための要素として、
基礎コースにあらたな合意事項が加わりました。

それは、

「全員がリーダー:Everyone is a leader」

というものです。

この場にいる全員がリーダー。

この合意を共に握り、立つとき、
誰かが主体で誰かが傍観しているのでもなく、
誰かが与えて誰かが受けとるのでもなく、
一人ひとりが経験していることが持ち寄り使われ、
個人と場の双方に、ダイナミックな学びが
創り出されるのです。

ここからは、この場所に立つことが、
家族の日常に本質的な学びと変化をもたらした、
そんな我が家の最近のエピソードをご紹介させてください。

4歳の長男についてのここ最近の私の困りごとは、
「長男の朝の身支度に時間がかかり、私が毎朝イライラする」
ということでした。

お仕事に遅れちゃうと、お客さんが困っちゃうんだよ。
お仕事が終わらないと、お迎えが遅くなっちゃうんだよ。
そしたら、夜、一緒に絵本読めなくなっちゃうんだよ。

手を変え品を変え、毎日どんなに言葉を尽くして伝えても
変わらない朝が何度も過ぎていきます。

イライラすることにもへとへとになった私が
ある朝気づいたのは、

「あ、私、彼をリーダーとして見ていない…」

ということでした。

そして、無意識のうちに、
「私が彼をリードしなければいけない」
と思っているということでした。

そのことに気づいた私は、
その夜、さっそく彼と話をしてみました。

毎朝ママにカリカリとされて、
そのことについて彼がどう感じているのか。

彼は、朝の時間をどんなふうに
過ごしたいと思っているのか。

私は、彼をどんな気持ちで送り出して、
仕事に向かいたいと思っているのか。

お互いの大事にしたいことを大事にするために、
一緒にどんな工夫ができたり、
どんなふうに力をあわせることができるのか。

話してみて分かったことは、
「彼は、自分自身についても、
私についても、家族の状況についても
いろんなことをとても良くわかっている」
ということです。

そして彼が自ら選択した行動は、
「自分でできることは自分でやる」
ということでした。

1歳を迎えた弟のことも全部ママがやってるから、
特に朝はママは大変なんだよー、と伝えたからか、
最近は、弟の食事の片付けをしてくれたり、
ゴミ出しも担当してくれるようになりました。

「全員がリーダー」

この場所に立ち対話するとき、
私たちは、お互いが学びあい、経験しあい、
力を合わせあうことができます。

そしてそこには、誰かだけが頑張って疲弊するのではなく
お互いがお互いに力を与えあい、創りあえる世界があります。

「今日、あなたのすぐそばには誰がいますか?」

「自分も相手も、全員がリーダーだとしたら、
一緒にどんな日常を創りたいですか?」

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