12年前には想像しなかったこと

こんにちは、ウエイクアップ「SDGsプロジェクト」の三升谷真秀です。

今日は、これまでのメルマガでもご紹介した
「SDGs実践会 ラーニングジャーニー 第1期」で、
オンライン訪問するケニアのニュンバニ・ビレッジとの
出会いについてお話したいと思います。

2008年11月。
勤めている金融機関で、社会人になって初めて
1週間以上の長期休暇を取る機会に恵まれました。
尊敬するケニア生まれの友人から10年も前から
その魅力を聞いていた私は、行き先をケニアに決め、
当時、金融機関で社会貢献活動のリーダーをしていましたので、
ケニアでも貢献できる機会があれば、と思い、
「ニュンバ二・ホーム」というHIV+の
孤児たちが住む施設を紹介してもらいました。

ニュンバ二・ホームを訪問してみると、
アジア人の私がよっぽど珍しかったのでしょう。
キラキラと目を輝かせた子供たちが集まってきて、
色々と会話することができました。

エイズで親を亡くしたり、
HIV+に感染しているという理由で
病院に産み捨てられたり、
HIV+の赤ちゃんは祟りだから、と村人から
殺されそうになっていたのを何とか救助されたり……
様々な背景を持った子供たち。
それでも彼らの目には悲壮感は一切なく、
生きていることの喜びに満ち溢れていました。

そんなニュンバ二の子供たちに魅了され、
私は勤めていた企業で仲間たちと
ファンドレイジングを始め、
免疫が下がった子供たちが住むホームに
温水シャワーを供給するためのソーラーパネルの設置、
自給自足のためのグリーンハウスの設置、
大学資金の援助など、毎年ケニアを訪問し、
7年間に渡り支援を続けました。

その中で、ニュンバ二がHIV+孤児ホーム以外にも
様々な素晴らしい活動をしていることを知りました。
その内の一つが今回オンライン訪問する
ニュンバ二・ビレッジです。

2006年に開かれたこの村には、エイズ流行により、
最大1,000人の子どもと100人の高齢者が、
家族として暮らすようになりました。
ビレッジ内には、学校、図書館、集会所などがあり、
多くの子どもたちが職業訓練を受けて、
一生困ることがないスキルを身につけています。

基本的なインフラが十分でないにも関わらず、
諦めることなく、海外の大学などと協働し、
革新的なグリーンテクノロジーを導入したりしながら、
持続可能な村を運営しています。

初めてケニアを訪問してから、12年。
来月16日は、このニュンバ二・ビレッジを
オンライン訪問し、ビレッジを統括しているマネジャーの
ラファエルさんのリーダーシップ、そして
ビレッジの卒業生との対話から学びを得ていきます。
12年前には想像もしてみなかったことです。

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ei.admini@wakeup-group.com へご連絡ください。

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