ウエイクアップ・リーダーズ・マガジン、
毎週木曜担当の斎藤豊です。
ゴルフでのランチはお楽しみの一つです。
いつも行くゴルフ場では中華系の料理が
全体的に美味しく、中でも担々麺は絶品で、
メニューにあるときは必ず注文します。
先日も担々麺があったので、同行した4人全員が注文。
喜び勇んで、まずはスープを一口。
「ん…? こんな味だっけ??」
「確かにもっとごまの香りがしたような…」
明らかに味が変わっています。
都内で飲食店を経営している友人は言います。
「これは…味を薄めた的なやつだな。残念…。」
とは言え食べられなくはないので
食べ続けているところへ、店員さんが
お代わりの水を持ってきてくれました。
言うべきかどうか一瞬迷い、尋ねました。
僕「担々麺、お客さんから味が変わったって言われませんか?」
ここでクイズです。
みなさんが店員さんだったら何と答えますか?
1.「大変申し訳ありません。担当に伝えておきます」
2.「いえ、そうしたことは聞いておりませんが…」
さて正解です。
店員さん「そうですね。どちらがお好みですか?」
ガーン!!! ( ̄0 ̄)
声を掛けるまで僕は完全に、
・この店は担々麺の味を変えてマズくなった
・材料費をケチるためにスープを薄めた
という視点に自分は立っていたことに気づきました。
しかし店員さんに言われてみて、
・スープがこってり過ぎるのでちょっとサッパリにしてよ
・ごまの風味が強すぎるから薄めてよ
というお客さんの声もあったのかもしれない、と気づきました。
さらには
「どちらがお好みですか?」
という一言。
これが
「大変申し訳ありません」
だったらシェフを悪者にしますし、
「いいえ、味は変わっていません」
だとお客さんが悪者になります。
「どちらがお好みですか?」は
誰一人として悪者にしない台詞でした。
以前メルマガで「神さまに会った!」と
書いたときは反響をいただきました。
ここで言う神さまとは、
自分にな無かった気づきを与えてくれたり、
ハッとさせてくれた人・出来事を言うのですが、
まさにこの店員さんも神さまでした。
この話には少しだけ続きがあります。
店員さん「どちらがお好みですか?」
僕「前のこってりした方が好きでした」
店員さん「私もです。ふふっ(笑)」
とっさに出る言葉には、
本当にその人のあり方が出ますね。
おまけ1
鎌倉に「邦栄堂製麺」という中華麺屋さんがあります。(麺の製造販売のみ)
ここの中華麺の美味しいこと!
一年を通して太麺を買って焼きそばにしたり、
夏は中麺で冷やし中華にするのですが、
もう「中華麺」という概念が変わります。オススメ。
おまけ2
近所に「パ麺タ(ぱめんた)」という
生パスタ・うどんの麺やさんもあります。
も〜こちらも何を食べても絶品。
イチオシはワタクシと共同開発した
ナポリタン専用麺、その名もナポリターン。
是非一度ご賞味を。