ウエイクアップ・リーダーズ・マガジン、
毎週木曜担当の斎藤豊です。
僕には学年で3年違いの兄がいます。
兄弟との関係は人それぞれだと思うのですが、
良い関係でも、悪い関係でもなく、
あまり関係がありません。(変ですかね?・笑)
とは言え帰省時に、一緒に過ごす時間もあります。
ある日、兄の運転するクルマに乗り
ラーメン屋に行くことに。
父と僕は後部座席に座り、前では兄と
甥(中1)が話しています。
甥:「今度のテストさぁ、頑張ろうと思うんだ」
兄:「ん?」
甥:「だって良い点取ったらスマホ買ってくれるって言ってたよね!」
兄:「お前には無理に決まってるだろ!(笑)」
何気なく耳に入ってきた言葉だったのですが、
普段平和なコミュニケーションの世界にいる
僕からすると、身が硬直し緊張を感じました。
甥は続けます。
甥:「(さっきより小さな声になり)でもさぁ…頑張るよ。」
兄:「だから無理だって!(笑)」
この会話には、親子ならではの笑いも
含まれているのですが、こんな会話が日常
行われているとしたら、どうなるでしょうか。
言葉は現実化すると言われています。
やがて「無理に決まっている」が甥自身の言葉になり、
「どうせ無理だよな」と自ら可能性を閉じてしまう。
さらには将来、周囲や自分の子供に対して
「だから無理だって!」
と言う側に回る未来を予想してしまいました。
できるかどうかは分からない。
頑張るのは本人なので、本人が頑張るしかない。
だとしても、
信じること
応援することは、
こちらの心持ち一つでできること。
前向きに考えようという話ではないんです。
人の可能性を信じる人生を送りませんか、
と言いたいのです。
言葉の力は偉大です。
周囲の人、
大事な人、
家族友人に
使う言葉は大事にしましょう。
おまけ
昔見たサザエさんも思い出します。
カツオ:「僕は日本一のボタン付け職人になる!」
波平:「バカモーン!!」
僕にはカツオの熱意と目の付け所が素晴らしい
と思えるのですが。