受け身な部下との1on1

ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。

いつもはCTIのコーチングコースや
企業でのコーチングコースといった
様々なプログラムのリードをしています。

先日のウエイクアップウェビナーで、
「上半期の振返りの1on1」をテーマに
デモンストレーションで部下として
登壇したのですが、

その時、さらにスキルを向上させていく
ための取り組みとして、ウェビナーで
挙がってきた皆さんからの質問に、
私なりに回答していく、という事を決めました。

一覧にまとめられた質問は50を優に超え、
あれからコツコツと私なりの回答を記入して
いるのですが、まだまだ終わりそうにありません。

その中でよく挙がってくる質問でもあり、
深く考えさせられた質問があります。

「受け身なスタンスの部下との1on1を
上手くやるコツを教えてください」

そしてこの“受け身”には色んなバリエーションが
あることもわかってきました。

  • 話さない(無口)
  • 「どうしたら良いですか?」と聞いてくる
  • 心を開いてくれない

最初にこの質問を読んだ時、
「え、どうすればいいの・・・」
と正直途方にくれました。

目の前に上記3つのどのタイプの方が
現れたとしても、正直辛くないですか!?

そして考えました、
私はどんな部下だったのだろう、と。

少なくとも無口ではありませんでした(笑)。

「どうしたら良いですか?」は思い返しても
あまり言葉にしていた記憶はないのですが、
「どうせ最後は上司が決めるんでしょ!」
という反発心で言っていたかもしれません。

上司に心を開いていたか?
どうでしょう、うわべだけの遣り取りは
続かない性分なので、突っかかったり
ゴリゴリ分かりやすくゴマをすったり
していたと思いますが、

辛さが極まった時や何か感情が極まった時に
泣きながら話した経験は何度もありました。

そうやって懐かしい思い出を楽しむ中で
回答が思い浮かびました。

「少なくとも相手と
『この点については共有しておきたい』
ことはなんでしょう?

少なくとも相手に
『これは共有(報連相)して欲しい』
ことは何でしょう?

その擦り合わせから始めるとお互いに
気が楽になると思います。

1on1で上司や部下の両者に起き易いことは、
何を話せば正解なのか分からないので、
結果部下は受け身になり、
上司は一方的に話し続けるというものです。」

気の合う部下がいらっしゃる上司にとっては
最低限のことを確認するだけの部下では
関係性に満足とはいかないかもしれませんが、

信頼関係をつくっていく第一歩として
ここから始めてみてはどうかと考えてみました。

これはあくまで私なりの回答です。
皆さんはどう回答されますか?

私たちウエイクアップは上司の皆さんを
いつも応援しています!!
気になることがあれば、気軽にお声がけください。
【お問合せ先】https://wakeup-group.com/contact/

【おまけトーク】
先日個人的に、「上司にもっと自分に興味関心を持って欲しい。
もっと互いに話したい」という相談を受けました。
本当に関係性をつくっていく上での必要項目って人それぞれですね。
私たちCTIファカルティもこのことについては
率直に言葉にして伝えることをトライして
いますが、1回話して終わりじゃないのが
関係性づくりの肝だと実感しています。

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