ウエイクアップのE&I(Exploring & Inspiring)担当 久慈 洋子です。
このメルマガでも、先日(9月17日付)お知らせしたように、10月1日から、第7回ウエイクアップ・アワードの応募受付が始まりました。
第1回のアワードから、実行委員を務めさせていただいていて、ほんとうに素晴らしい、さまざまな方々とそのご活動に接し、心を熱くすることもたびたびです。
その中で、一度もお目にかかることはなかったけれど、今も忘れえぬ人がいます。
第2回アワードの受賞者である、ココ☆ちゃん(和田 佐智子さん)です。
彼女は、長い闘病生活を続けながら、CTI上級コースを修了して、コーチとして活躍なさり、その活動に心打たれた仲間たちからの推挙で、第2回アワードを受賞なさいました。
けれど、2017年2月に行われた授賞式に、ココ☆ちゃんの姿はありませんでした。
すでにそのときには、逝去なさっていたのです。
代わりにお出でくださったのは、凛とした笑顔の彼女の写真をお持ちになったご両親、そしてCTI上級コースを共に歩んだ仲間たちでした。
そこで語られたのは、「コーアクティブに生きる」とは何か、ということを、生と死のぎりぎりの場で、明るい笑いで体現しきった、ココ☆ちゃんの人生でした。
彼女は、大きな手術とリハビリテーションを含む、長期にわたる療養生活の中で、病院の中でかかわるすべての人たち、患者さん、そしてお医者さんや看護師さんたち医療スタッフの方々、をコーアクティブの色で明るく染めていかれたそうです。
その飛び切りの笑顔で、笑いのなかった患者さんに笑顔をよみがえらせたり、ひそかに悶々と悩む若手のお医者さんとコーチングモードで対話を重ねたり、「助けてもらいながら、私も何かの役に立ってることを感じられるというのは、本当に幸せだと思います」という言葉を残して。
コーチングの中でよく使われる問いの1つに、「あなたは、人生の最後に、自分の人生はどんな人生だった、と言いたいですか?」というものがあります。
この問いについて考えるとき、誰でも「自分の死」の場面を思い、粛然とした気持ちになります。ただ、ほとんどの人にとって、それはあくまでも「今」ではない、遠い、漠然とした未来の一場面としての、「仮定の問い」でしょう。
しかし、ココ☆ちゃんにとっては、それは、目の前に迫った現実であり、まさに「今、ここ」で答えるべき問いでした。
自分の病気の重篤さ、持ち時間の少なさ、それを周りが知っていること、そういう事実が持つ圧倒的な重みを、コーアクティブパワーを発揮するための「味方」に変えて、彼女は自らの道を進んでいったのです。
彼女のコーチングが彼女の周りの人たちを支えたと同時に、ココ☆ちゃん自身もまた、「コーチング」に支えられた人生を全うされたのだろうな、と思います。
そして、私も、そのように、「生きることが、そのままコーチングであるような人生」を送りたい、と心から願っています。
授賞式での、ココ☆ちゃんへの表彰状には、次のように記してあります。
「あなたは いかなるときも 自らと周りの方々の可能性を信じ それを花開かせるために 心血を注いで コーチングを続けられました コーアクティブに生きることを体現しきった生き方は 私たちみんなの誇りでありお手本です その素晴らしい人生に 深い敬意を表し ここに表彰します」
第7回ウエイクアップ・アワードのスケジュールは、次の通りです。
<応募受付>
応募受付開始 :2021年10月1日(金)
応募締切 :2021年11月15日(月)
受賞者へのご連絡:2021年12月下旬
<授賞式>
2022年3月2日(水)
オンラインにて実施予定
(授賞式には、一般の方もご参加いただけます。)
ウエイクアップ・アワードの詳細、応募方法はこちらから
https://award.wakeup-group.com/
ご関心をお持ちの方には応募用紙をお送りしますので、
まずはお気軽にお問合せください。
<お問合せ>
株式会社ウエイクアップ
ウエイクアップ・アワード実行委員会
担当:久慈、西井、岡本