コーチ視点は家庭でも役立つ!

こんにちは
ウエイクアップ組織変容コーチの山川広美です。

今週はシルバーウィークですね。
ご家族と楽しくお過ごしの方も多いのではないでしょうか。
ただ、家族との時間が増えると楽しい反面、
小さなトラブルが起きることもありませんか?
(我が家だけでしょうか…)

我が家で起きる本当に小さいけれどよく起きる
トラブルの一つが
「使いた時に使いたいモノが見つからない!」です。
今年の夏は栓抜きがよく行方不明になりました。
スマホを探すことも多いです。
ある50代夫婦の話としてご紹介しますね。

妻は片付けが苦手なところがあり、夫に
妻だけが悪いように言われると
イラっとすることも多くあります。
二十数年一緒にいるので、その場は
お互いの努力でなんとか収まりますが、
またしばらくすると同じような事が起きているようです。

そこでこの事象を、私たちコーチが
組織やチームに関わる時に用いる
ケン・ウィルバーの4象限モデルを使って
「50代夫婦の使いたいモノがみつからない!」を
見てみようと思います。

—–
ケン・ウィルバーは物事を包括的にとらえる
インテグラル理論の提唱者で、4象限モデルでは
「個人的/集合的」「内的/外的」の視点を使い
物事を捉えています。
—–

・第1象限(個人的/内的):
妻は楽観的な性格、夫からの少々の非難や嫌味ではくよくよしない
夫は少々細かいところあり。観察力あり、妻の気づかないことによく気づいている

・第2象限(個人的/外的):
妻は使ったモノをつい片付けずそのまま置きがち
夫の口数は少なく、思ったこともあまり言わない
妻の行動に影響されてなのか、時々使ったものを放置してある

・第3象限(集合的/内的):
長年一緒に生活しているので「〇〇どこにあったけ?」とは聞きやすい関係性
(繰り返されると、たまに嫌味や批判)
なんとなく「あうん」の呼吸で役割を決めがち

・第4象限(集合的/外的):
置き場所が決まっていないモノがある
たまにしか使わないモノでも複数あり、不要なモノも多い

書いてみて気が付いたのですが、
この事象が大きなトラブルにならないのは
「どこにあったけ?」と気軽に聞ける
関係性が影響していそうです。
そして、そこに今後も頼り続けると、
いつか関係性にもヒビが入るかもしれませんね。

また、几帳面な人は妻に(私のことですね)
モノを片付ける習慣づけが大切と
思った方もいるかもしれません。
しかし、その習慣づけがどうもうまくいかず
苦労しています。
また、4象限の一つの事象にだけ対策を取っても
変化が起きづらいということは、
コーチとしても経験済です。

実際にこの家庭でも(私の家庭のことですが…)
「片づけない妻が悪い」
となっていたように思いますが、
第3象限(集合的/内的)の関係性を活かしつつ、
第4象限(集合的/外的)の置き場所の工夫を
2人で相談するところから手を付けるのが良さそうだ
と、見立てました。

今日は家庭の小さな事例でお話をしましたが、
組織の問題にも同様に4象限を多く使います。
ご興味のある方はお気軽にお問合せください。

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