こんにちは、ウエイクアップの青木聡美
(いろり)です。
普段は、コーアクティブ・コーチングコース、
リーダーシップ・プログラム、CLEといった
プログラムをリードするファカルティの一員です。
今日は、探求活動の1つである
「身体知プロジェクト」の一員として書いてみます。
「身体知」と聞くと何をイメージされるでしょうか?
本プロジェクトでは、「身体知とは、身体の
感覚を通して認識されたもの。身体に根差した
知であり、周りのスペースとも影響し合っている
もの」と位置づけて、現在社内メンバーへの
インタビューを実施中です。
インタビューを通して、身体知の様々な例を
収集してYouTube上で(ウエイクアップ社員の
紹介の意味も込めて)公開しています。
https://www.youtube.com/watch?v=GUKBOc9mY6I
さて、「身体知」の活用例として、
コーアクティブ・コーチングの中の
コーチがクライアントとともに、
(クライアントに)起こっている状態を
体感覚を通して探求する場面が思い浮かびます。
「今この瞬間から創る」といった概念にも
通じるものがあります。
例えば、痩せることをテーマに、
「食べ過ぎてしまうことを何とかしたい」と
語るクライアントがいるとしましょう。
クライアント曰く、「予定されている
重要なプレゼンテーションに備えて、
鋭気を養うために1つ星のお店に行き、
ついつい食べ過ぎてしまった」と。
通常、私たちの身体は今にいますが、
意識はなかなかそういう訳には行きません。
クライアントの言葉からも、身体と
つながらない意識だけだと、
プレゼンテーションという(未だ起こって
いない)未来のことを考えて憂えたり、
食べ過ぎたという(既に起こってしまった)
過去のことがなぜ起こったのかの原因究明に
忙しくしていることが多いものです。
今の身体の感覚や気分には、全く焦点は
当たっていません。
そこでコーチは、クライアントに
今起こっている状態を体感覚を通して
ありありと体験する関わりをします。
すると、分離していた意識と身体がつながり、
結果、クライアントは自らの「身体知」を
活用して自分なりの解を得ていくことになる
と考えられます。
「身体知」は人生を生き生きと生きる上で、
とんでもなく活用できるリソースであり、
日常的にさらに活用してほしいと願っています。
今後も「身体知」の効果を明らかにしていけたらと
考えております。
この分野にご興味がある、あるいは既に研究を
されている方々とも意見交換などさせていただけたらと
考えておりますので、ご興味をお持ちいただけたら、
ご一報いただければ幸いです。
⭐Youtubeでインタビューアップ中。
「日常にどのような身体知がありうるか?」の
目線でご覧ください。