年上の部下との付き合い方

ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。

いつもはCTIのコーチングコースや
企業でのコーチングコースといった
様々なプログラムのリードをしています。

企業でのコーチングコースでは、
学んだことが現場で使っていけるよう
ロールプレイではなく、リアルな現場の課題をテーマに
コーチングの練習をしています。

その為、冒頭に参加者の皆さんに
「職場のコミュニケーションの課題」
を聞かせて頂くのですが、

「年上の部下との付き合い方」

というのが、必ずと言っていいほど挙がってきます。

一括りに年上と言っても、当然のことながら
様々なタイプの年上の部下がいらっしゃいます。

年下の上司を応援するよう様々アドバイスをくれる方
他の部下のリーダー的存在で上司とは違う観点で
メンバーに関わってくれる方
好意的なんだけどマネジメントの対象外ですよね、
と言わんばかりの方
わかってないなぁ〜と言わんばかりに
伝える事に否定的な方

こうやって思い出しながら書いていると
これは年上だから年下だからということより
お互いの関係性がとても影響する話で、
つまり「相手をどんな存在として見るか?」
ということなのだろうなぁと思いました。

例えば、我が娘、10歳ということで
自我があり、独立心も旺盛になってきているのですが、
まだまだ親に依存することも多く、甘えてきます。

ただ頼ってくる割には、横暴な態度で「うるさい!」
と言い放ち、「これやっておいてね」
と指示したことも完全無視!
「え、聞こえなかったよ」と私に責任転嫁。

そうなると「成長盛りで色々トライし続けている人」とは
到底見ることができず、
「私を振り回し時間を搾取する人」と、
彼女を見るようになってしまうのです。

そして先のような事が幾度か繰り返されると、
彼女のことを「迷惑を掛けてくる人」と見るようになり、
終いには「あぁ、また迷惑掛けられた」と証拠集めを
するようになるのです。

ここでもし私が娘のことを
「成長盛りで色々トライし続ける人」と見ていたら、
本当に彼女がトライしていることに目を向けられ
その証拠集めができるのではないかと思います。

では実際にどうやって見方を変えるキカッケを
得られるのでしょう。

その一つが、人に話を聞いてもらう、
ということではないかと思います。

企業でのコーチングコースでも、
しっかりと傾聴の姿勢で、
(どうやって傾聴するかもコースで学びます)
話を聞いてもらう、という時間があります。
(学んだことの練習というカタチで)

本当に短い時間なのですが、話す前よりは、
幾分かスッキリされ、笑顔が見えることもあります。

大事なのは、しっかりと傾聴の姿勢で聞いてもらう
ということです。
これは意外と日常にありそうで無いことです。

「年上の部下との付き合い方で悩んでいる。」

こう話される方は、
やはり年上の部下と上手く付き合っていきたい
という願いがあります。ただ日常で
なかなかその願いを持ち続けるのは難しいです。
どうしても(なんでそうなるんだよ!)と
イライラしてしまうこともあります。

良かったら、どなたか信頼できる方と
以下の質問を使って話をしてみてください。

本当は部下とどんな関係でいたいんだろう?
部下のどんなところを応援したいんだろう?
部下にヘルプを出すとしたらなんだろう?

互いに傾聴しあって、思っていることを言葉に
してみると少し気持ちがスッキリするかもしれません。

人と話すのはちょっと・・・という方は
是非、この問いに向き合って内省してみてください。

8月26日(木)に行われる弊社ウェビナーでは、
なかなか難しいとされる年上の部下との1on1ポイントを
ご紹介します。奮ってご参加ください。
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※弊社ウェビナーは企業や団体等にてお勤めの方が対象です。
※同業の方の場合はお断りする可能性があります。

【おまけトーク】
夏休みが始まり2週間、
娘との攻防の時間が長くなりました。
キャンプに行かせるなどして
「相手と物理的な距離を置く」というのも
関係性の改善に一役買う、
というアイディアもお伝えしておきます。

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