英語小説の愉しみ

ウエイクアップの山田希です。

最近髪を切りに行ったついでに
久々に洋書屋に寄り、本を買ってきました。

選んだのはアーサー・コナン・ドイル著の
シャーロック・ホームズ第1巻
「緋色の研究」です。

大昔に日本語版を読んで以来、
懐かしさもありましたが、何より
薄かったというのが一番大きな理由です
(厚さ0.5cm未満)。

もともと本が好きだということも相まって、
いつの時点からか、英語の学習をする際に
小説を読むようになりました。

最初に読んだ本はたしか
パトリシア・コーンウェル著の「検死官」。

たぶん高校生くらいだったと思います。
当時は日本語を読んだ後で英書を読む、
というやり方をしていました。

その後特に洋書を読むことはして
こなかったのですが、再び英語の
小説などを手に取るようになったのは、
とあるきっかけがありました。

20代でタイをバックパック旅行中のこと、
手持ちの本を読み終えた私は、
新しい本を調達に本屋に行きました。

本屋、と言っても、各国から来る
バックパッカーが読み終えた本を交換
しているような場所で、大半は英語、
それ以外にドイツ語やフランス語など
様々な言語の本があり、日本語の本は
あまりありませんでした。

そこでタイトルを見て、
かろうじて知っている名前だと思って
手に取ったのが、英語で書かれた
キャサリン・ヘップバーンの伝記でした。
(その後、オードリー・ヘップバーンと
間違えていたことが分かりました)

一読しただけでは
全部は理解できなかったのですが、
なにせ手持ちの本がその一冊だったこと、
そしてバックパックで移動していたので
辞書も持っておらず、おまけに
時間だけは大量にあったので、
都合3回くらい読みました。

そこまで行くと、分からない単語の中にも
① なんとなく意味が類推できる単語、
② 意味は分からないが文脈的にさほど
  重要そうではない単語、
③ 鍵となってそうな単語、
の区別ができてきます。

つまり③が分かるようになれば、
大体の骨子はつかめる
ということが分かりました。

小説というのは、大体は主人公の行動や
感情が書かれているものが多く、
それに関係する単語は本が違えど
さほど違いはありません。

その後何冊か、何度も繰り返し読んで、
鍵になりそうな単語だけを調べていく
ことを繰り返しました。そのうちに
語彙力が付いてきたのでしょうか、
調べる単語数が減り、ざっと読んで
意味が取れるようになってきました。

そうなってくると、
一気にいろんなものが読めるように
なってきます。そしてそのおかげで、
私の英語の理解力は飛躍的に高まりました。

もちろん仕事にも役立ってはいますが、
違う文化や思考体系を理解する上で、
ある程度のまとまった英語が読めることは
とても助けになっています。

あのときキャサリン・ヘップバーンの伝記を
読んでいなければ、と思うと、
キャサリン・ヘップバーンに感謝です。
(と言いながら、いまだに一度も彼女主演の
映画を見たことがありません。
いつか見たいと思っています)

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