やっぱり傾聴力

ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。

いつもはCTIのコーチングコースや
企業でのコーチングコースといった
様々なプログラムのリードをしています。

また月に何度かCTIのコーチングコースの
説明会も実施しているのですが、

毎回必ず質問されることに
「基礎コースを受講すると何ができるようになりますか?」
というのがあります。

それに私は「傾聴力はものすごく変化します。
それがコーチングだけでなく日常生活にも本当に
役に立ちます。」と答えています。

私の経験になりますが、基礎コースの初日で
衝撃を食らうほどショックだったのは、
「傾聴」について体験学習した時でした。

「(まったく聴いていなかったってこと!?
これまでの人生、人の話、全然聴いていなかった)」

コース初日を終え、自宅に戻ると、いつものように
夫が話し掛けてきました。

「(あぁ、キミの話も全然聴いていなかった。新婚なのに)」

さらに基礎コースでは「なにを傾聴するか」について
トレーニングが続きます。
これまた衝撃でした。

社会人になって以来トレーニングしてきた聞き取る対象と
全然違うものを聴き取っていくのです。

これまでは相手の話を聞きながら、その問題の周辺情報、
想定される原因、問題を取り巻く環境について
情報収集していました。

「話を聞いた限りは、相手のために問題解決をするべき」
私はそうすることでしかひとの役に立てないと思っていました。
特にビジネスにおいては。

でもコーチングコースでは、その問題を抱えている相手の
気持ち、考え方、価値観を傾聴し、さらに
聴き取ったことを相手に伝えていくという過程を
繰り返しトレーニングしていきます。

それが相手にとって本当に役に立つ、と思い知らされたのが
私自身がトレーニングの中でコーチングを受けたときでした。

その時は「英語の習得」がテーマだったのですが、
延々コーチさんから「こうやって私は英語を話せる
ようになった」という話を聞かされ、
「あれやったらいいよ」と説得されたのです。

本当に嫌になりました。
「(全然私の話を聴いてくれない)」とさえ思いました。

そして同時に「(この関わりをずっと後輩や夫に
私はしてきたんだよな・・・)」と思いました。

そして私がいかに彼らの可能性に目を
向けていなかったか、思い知りました。

「出来ない人」
「修正が必要な人」
「助けが必要な人」

そんな風に相手を見ながら話を聞いていたのでは
相手と信頼関係を作っていくのは無理に等しい、
そのことを思い知りました。

CTIで学ぶコーアクティブ(Co-Active) コーチングで
大事にしていることは、その名の通り
Co(つながり、受け止める、あり方、スタンス)と
Active(明確さ、行動、目標達成、スキル)の両方が
同時にコーチングの中で表れていることです。

「傾聴」にもCoとActiveがないと
コーアクティブな傾聴にはなりません。

どんなあり方で何を聴くか

文字にすれば10文字程度のことで、
私の世界は変わりました。
目に入ってくるものが変わってきました。
楽になったんです、
何かをしてあげる必要がなくなったから。

「傾聴」は相手と協働していく生き方の知恵です。

上司の皆さん、「傾聴」を学んでみませんか?
きっと楽になると思います。

私たちウエイクアップは上司の皆さんを
いつも応援しています!!
気になることがあれば、気軽にお声がけください。
【お問合せ先】https://wakeup-group.com/contact/

【おまけトーク】
傾聴できない時は当然あります。
ただそれを自覚し何かしらの行動をとるか、
そうでなく傾聴している風に装って話を進めていくかで、
随分進む先が変わっていきます。

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