身体知プロジェクト

ウエイクアップの伊藤貴子です。

今年の4月から「身体知プロジェクト」を始めました。

「身体知」をご存知の方もいると思いますが、
慶應義塾大学環境情報学部教授・諏訪正樹氏は、
以下のように述べられています。

「身体知とは,身体に根ざした知,より広義にいうならば,身体と心と社会のすべてに根ざして存立する知を指す」

「知は物理的な存在である身体にどう根ざして形成されるのか? 心とどう結び付いているのか? 社会や生活の文脈にどう影響を受けるのか?」

「ある知が形成されると,身体の処し方,心の在り方,社会や生活も変容する.つまり,知は身体や心や社会に根ざすと同時に,それらを進化させる.」

「人工知能」Vol.32 No.2 『身体知という研究領域』
(一般社団法人 人工知能学会 2017年発行)より

コーアクティブ・コーチングでは、Embodiment
(身体を使う)ということをとても大切にしています。
それは、「身体には智慧や知性がある」
と捉えているからです。

「身体を使う」と言っても、ただ
「さあ、立って身体を動かしてみよう!」という
ことではありません。
身体に意識を向けてみることで、
「身体を通して経験をしていること」
「まだ意識には上がっていないけどすでに身体が知っていること」
などたくさんの気づきがあり、
そこに意識の進化の可能性があると考えています。

身体知プロジェクトでは、これまで、
コーアクティブ・コーチングの特徴的な関わりの
Embodiment(身体を使う)ことの本質の
理解を深めること、さらに、コーチングという
枠組みを超えて、人がよりよく生きるとは?
人がよりよく生きる組織や社会とは?
という問いを探求していきたいと思っています。

私たちは研究者ではないので、さまざまな
実践を試しながら、身体知を探求していきたい、
そのプロセスそのものを楽しんでいきたい
と思っています。
今後、私たちからイベントなどの企画をしていきたいと
思っていますので、ご興味のある方は一緒に
探求していけたらと思っています。

身体知についての知見、情報などあったら
ぜひお寄せください。

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