意識は全てのものを含み、何のモノの見方も持たない

ウエイクアップ・SDGsプロジェクトの
三升谷真秀です。

今回は私が学んだ「動物たちと会話をする」
という海外のクラスが大変興味深かったので、
少しだけそのお話をしようと思います。

そもそも動物と話ができるの?というところですが、
私たち人間は言語を持ってからの時代より、
非言語を使ったコミュニケーションをした時代の方が
長いのです。

その頃の私たちはどんな風に
コミュニケーションをとっていたのでしょうか?

恐らくですが、頭の中に思い描いたイメージを
相手に送ったり、受け取ったり、更に
エンパスの能力が高かったのではないかと思われます。
ちなみに、動物たちは、今もそのような方法で
コミュニケーションを取っているようです。少なくとも
私の知っている動物たちはそのように見えます。

動物たちとの会話では、何もモノの見方を持たない
ことが大切になってきます。

例えば、虐待された体験がある犬を引き取った場合、
「この犬は可哀想な子だ」というモノの見方をすれば、
飼われている犬は自分自身に「自分は可哀想な犬」
というレッテルを貼ることになります。
そうすると、その犬の可能性は制限されてしまいます。

このように、実は飼い主のモノの見方が、
動物に制限をかけてしまっていることが多くあります。

例えば、動物園にいる動物は野生の動物と比べたら可哀想だ、
というモノの見方は、偏ったモノの見方です。
動物園にいる方が楽しい動物もいれば、
動物園に行くなんてごめんだ!
という動物もいるでしょう。
人間同様、個体によって、様々な要望があります。

全ての動物には、意識(コンシャスネス)があります。

もちろん家畜にも意識があります。
家畜は生まれたときから、自分たちの体が
貢献するために生まれてきたことを知っています。

オーストラリアのある牧場の経営者は、
動物たちに常に問いかけています。
「今日、自分の体を貢献する準備が
できているのは誰かな?」と。

そうすると、準備ができている鶏が
屠殺場へ行くトラックに自ら乗り込むのだそうです。
鶏たちは、殺されるときも、穏やかだそうです。

私たちが動物について、勝手なモノの見方を
持つのではなく、常に問いかけ、
全ての動物に選択肢を提供することができたら、
どんなにこの世界は変わるのでしょうか?

ちなみに、私たちの体も「動くモノ」つまり、動物です。
体には体自体の意識があり、知恵があります。

あなたは、あなたの体をどのように扱っていますか?
体の声を聞いていますか?
それとも自分の言うことを聞かせようと
常にコントロールしていますか?

私は、以前は、毎朝ヨガをしたり、
ランニングをしたり、かなりハードな
トレーニングもしていました。
それが健康的な体を創るために大切なことだと
勝手に思い込んでいました。

今は常に体に尋ねています。

「私のボディ、あなたはどうして欲しい?」と。
そうすると、意外と体がやって欲しいことは
もっと違うことだったりします。

ちょっとした散歩だったり、
ストレッチをすることだったり、
スマホを見る回数を減らすことだったり……。

意識とは、自分自身を含め、
周りにある全てのモノを全て含み、
何のモノの見方を持たないこと。
そうなることで、人生は安らぎ、喜び、
豊かさに満ち溢れ始めます。

同様に、SDGsも自分の外側で起きていることではありません。

SDGs自体は、人間が創ったモノの見方ですが、
私たちが更に大きな視点から地球と繋がるとき、
そして、私たちとの体の繋がりを意識するとき、
これまでとは違った形で、私たちは
SDGsに関わることができるのではないでしょうか?

そうなることで、初めて
私たちの取り組みが循環し始める、
そんな気がしています。

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