CAOの始まりの話

ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。

いつもはCTIのコーチングコースや
企業でのコーチングコースといった
様々なプログラムのリードをしています。

先日ウエイクアップのウェビナーに初めて登壇しました。
自宅の部屋で一人、デカい声でPCに話し掛け続けるというのは、
なかなかシュールな姿だったのではないかと思います。

それはともかく、今回のウェビナーでは
ウエイクアップが企業に提供する
コーチング的コミュニケーション研修(CAO)の紹介、
という内容でしたので、

その準備をしていく中で、これまでリードした研修のことだけでなく
色んなことを思い出しました。

実は今から10数年前、私が以前勤めていた会社では、
現在はウエイクアップの傘下にあるCTIジャパンが提供する
コーチング研修の基礎コースを、ほぼすべての部門の
部長とマネジャー(部下あり)が受講する一大プロジェクトが
人事部長の肝煎りで展開されていました。

その頃ちょうど私もCTIでコーチングを学んでいた最中で、
コーチングが楽しくて楽しくてたまらない時だったので、
勢いだけで人事部長に掛け合い、
そのマネジャーらが受講している基礎コースに、
受講者として参加させてもらったのです。
(寛大な心の持ち主の人事部長に感謝!厚顔無恥の自分も褒めたい!)

すでに私自身が基礎コースを受講していたこともあり、
何をするかは知っていたのですが、

この内容をこの堅い感じのマネジャーらが納得するのか!?

部下を対象に学んだことをやってくる宿題、
これ本当にやってきてくれるんだろうか!?

と、人事担当者並みに心配しつつ、
受講していたことを思い出しました。

理由は、一般公開のコーチング基礎コースと異なり、
企業内での研修には、参加に積極的でない受講者もいるからです。

にもかかわらず、私がすごいと感心したのは、
否定的な意見や考えを全員の学びが深まるための材料にして、
2人のコースリーダーが場をリードしていたことでした。

面白いことに、否定的な意見を言っていた方が
「まずは始めてみて、困ったことがあれば声を掛け合いましょう」
と最後にコメントしたのです。
驚きながらも、全員が感動したことを覚えています。

そこには、繋がりや切磋琢磨していく仲間に出会えた
安堵感のようなものがありました。

そうなった理由は、研修で取り扱うテーマが
現場で起きているリアルな事柄、課題である
からだと思っています。

そしてそのリアルな話を、
コーチのスキルとスタンスで聴く経験と
日常にはない関わりで聴いてもらえる経験の
両方が自分のなかで起きるからです。

私がこの会社を退職したのは、その4年後でした。
退職の挨拶で
「CTIでコースリーダーをやることになりました」
と伝えると、何人かの方から
「あぁ、あの対話力研修の会社ね」
と言われました。本当に嬉しかったです。

あれからCAOと呼ばれる2日間のプログラムが新たに開発され、
内容もコーチングそのものを学ぶというより、相手との信頼関係、
互いに力を出し合う協働関係のためのスキルとスタンスを学ぶもの
となり、10年が経ちました。
ウエイクアップ導入事例

ウエイクアップのコーチング研修は、コーチング研修を超えていく。

いまCAOをリードする立場になり、見える景色は違いますが、
あの原体験を胸に、感謝と全力応援の気持ちでリードしています。

会社や組織の文化を協働的なものにしていきたい、
CAOについてもっと聞きたいなど、
気になることがあれば、気軽にお声がけください。
【お問合せ先】https://wakeup-group.com/contact/

【おまけトーク】
ウェビナーにご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
実はQ&Aにあがってきた質問コメントの文字が小さくて、
本当に読めなくて……
今回の気づきは、老眼が急速に進んでいた、でした。(学びの概念化!?)

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