ウエイクアップリーダーズマガジンの本当の編集長の
平田淳二です。
今までフリーで書かせてもらっていた月曜日ですが、
当面の間、コーチング上達コラムとして
書かせていただきます。
過去3回のコーチング上達へシリーズでは、
基礎・応用コースまでの方を、完全に
置いてけぼりにしたので、今回は特に
基礎・応用コースの方ができるコーチング上達へを
書いてみたいと思います。
ほとんどの人が上級コースでコーチングの概念が変わる
ぐらいコーチングが上達するのですが、私は
そのパターンとは結構違っていて、上級コースより
コアコース時代にかなりコーチングが上達した人でした。
当たり前のことかもしれませんが、コーチングの上達は
質×量が重要です。
上級コースではフィードバックのスペシャリストである
スーパーバイザーからのフィードバック。
上級コースリーダーのデモとさまざまな解説。
自分自身の成長のためにコーチをつける。
さらにコーチングデモ録音教材など、質に関しては
いうことはありません。
その上、有料で100時間のコーチング、仲間内での
3人1組のスキルドリル(コーチング練習)など量も
増やすことで、質×量でコーチングが上達していきます。
しかし、私は上級コースに行きたくてもいけない、
さらに言うと、応用コースに行きたくてもいけない人でした。
理由は、2004年頃はCTIのコースが満席過ぎて
受けられなかったのです。
基礎からフルフィルメントコースの間は最短で半年、
応用コースから上級コースまでも半年以上の間が空きました。
上級コースを早く受けたかったので、とにかく
早いコースを希望すると、18時スタートのコースしか
空いておらず、サラリーマンどうすればいいんじゃ〜状態で
常に早退で受講してました。
そして、その各半年の間で何をしていたかというと、
ひたすらコーチングの練習をしていました。
最近ではYoutubeにデモコーチングがあがったり
していますが、当時はそんなものはありません。
参考
なので、私が何をしたかと言うと、
コーチングコース中のリーダーデモを
絶対忘れないレベルでガッツリ見てメモしてました。
そのリーダーデモをイメージしてコーチングしていたのです。
そこで重要なのは失敗を恐れないこと、
普段と違う話し方をしていてもいいと開き直ることです。
プロコーチになったつもりのBeing&Doingで
話し方まで真似るレベルでやってました。
後から言われましたが、私の受講姿勢は気合が入りすぎて、
ちょっと引かれていたみたいです。
いつも、2人1組で組む相手もいなかったし、
現在のオンラインコースのように、組む相手を
決めてもらえるのは羨ましいです。
最近では、継続学習などでリーダーデモを見る
機会があるので、そのデモを利用してもいいと思いますし、
コースの録音録画は禁止されているので、
コーチングを勉強中の私のクライアントの中には、
私から受けるコーチングセッションを録画して
勉強している人もいます。
良質なコーチングセッションを見る、受ける体験は、
コーチングの質を高める上で非常に重要なので、
ぜひ取り組んでみてください。
また、さまざまなコーアクティブ・コーチングを見る
だけでも自分のコーチングの幅が広がります。
そして、質を高めるのに重要なのは、フィードバックです。
上級コースに行ってない方は、フィードバックに
慣れてないかもしれませんが、応用コースを学んでる
仲間と練習してフィードバックを受ける機会は
常に持つといいと思います。
これぐらいやってみると、上級コースに入った時の
コーチング力が、コースの間の宿題をやっていない人とは
全く違ってきます。
上級コースがなんとなく楽な感じでスタートできます
ので、よかったら試してみてください。
(そうは言っても、上級コースのどこかでスランプ
には落ちますが……)