フルフィルメントコーチング上達へ

ウエイクアップの平田淳二です。

このメルマガの読者の多くは、コーチングを学んで
いる方が多いので、今日はCTIで最初に学ぶ
フルフィルメントコーチングのことについて
取り扱ってみたいと思います。

そして、私の活動の多くは上級コースなので、
上級コースでホームワークにコメントするぐらいの
専門的でマニアックな内容で書いてみたいと思います。

ですので、
今日のメルマガはコーチング習いたてや知らない人を
かなり置き去りにする内容になっています。
実際のところ、読むのを止めたほうがいいです。

上級コース中の方はぜひ読んでください。

フルフィルメントコーチングは基本でありますが、
難しい点も多々あります。

難しい点は、
・クライアントが自分の響きを感じ、その響きを大事に
して進んでいきたいと思うぐらい響いてもらうこと

・様々なサボタージュの対応方法

実際のところ、この2点ができないとプロレベルの
フルフィルメントコーチングはできないと言ってもいいでしょう。

しかし、クライアントに響きをガッツリと体感して
もらうところが、苦手なコーチは多いです。
上級コースでもかなり私が指摘するところでも
ありますし、私自身も常に
コーチングで開発しているところでもあります。

クライアントの響きは、そのクライアントが
大事に思っている価値観や、人生の目的と
密接な関係があります。

人は自分が大事にしている考えや思いを大事にして、
生きていきたいという根源的な思いがあり、
そこに意識が向くときに、響きが生まれます。

そして、クライアントのフルフィルメントをコーチング
するのがフルフィルメントコーチングであり、
その手がかりになるのが響きであり、
響きにつながるものが価値観や人生の目的になります。

だからこそ、フルフィルメントコーチングは
クライアントの響きを傾聴で感じ取り、
その響きの元となる、価値観や人生の目的を
話してもらい、反映し、そして未来を感じて
パワフルクエスチョンを投げるのです。

「その価値観を一番大事にすると、どんな自分になりそうですか?」
「人生の目的で生きると、何が可能になるでしょう?」
「価値観を大事にすると、どんな行動が生まれそうですか?」

そしてその響きが大きくなればなるほど今まで思っても
いなかったような行動が生まれたりしますが、
それと同時にそれを押し止める考えが頭に浮かびます。
それがサボタージュです。

ここで重要なのは、コーチがサボタージュは悪いものだと
思って、すぐに排除しようとしないことです。

もちろん、サボタージュの存在を無視してもらって、
響きに向かってもいいですが、もう一つ、
サボタージュがあることをクライアントにも
知ってもらう関わりも大事でしょう。

サボタージュは誰にも必ずあって、何があっても
消えないものと、クライアントが理解してもらうと
コーチングがより機能していきます。

ですので、クライアントに対してサボタージュについて
教育することは必須になります。

教育の結果として、クライアントに理解してもらいたい
ことは、サボタージュは悪いものではありません。
ですが、いつもサボタージュがでてくると、何の変化も
生み出しません。ということです。

コーチング中にサボタージュが出てきたら、
どんなときにサボタージュがでてきて、その役割や、
ルーツなど調査してみるのもいいですし、擬人化して
クライアントの本来の声とは別のものだということを
知ってもらう関わりもあるでしょう。

私が実際のコーチングでサボタージュについて心がけて
いることは、人にはいろいろな内側の声があって、
その中の一つにサボタージュという声があって、
それは自分の中の一つの声に過ぎないということを、
クライアントに理解してもらうことです。

そして、クライアントにサボタージュが自分の考えの総意
ではなく、様々な考えの一つのものだと知ってもらい、
じゃあ、今の自分は自分の内側のどんな声を選択するのか
といったことをクライアントに聴くということです。

そこで響きが重要になっていくのです。
響きは自分が本当に大事な考えや思いを大事にして
生きていきたいと思いが満たされているときに
出てくる、クライアントの状態とも言えます。

響きを選択するのか、それともサボタージュを選択するのか
それとも別の何かになるのか?

もし、クライアントがサボタージュを選択したと
感じた場合は、修正するのではなく、反映して、
例えばこのようにクライアントに伝えてください。

「そちらを選んではいるのですが、表情や声のトーンが
沈んだ感じがしますが、どうでしょう?」

そこから、またクライアントの真実の声が出てくる
と思いますので、また、クライアントとともに
その瞬間、瞬間から創っていくのです。

いつもより長く書いてみましたので、
ぜひ、みなさんのフルフィルメントコーチングの
お役にたてればと思います。

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