優しい上司じゃだめですか?

ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。

いつもはCTIのコーチングコースや
企業でのコーチングコースといった
様々なプログラムのリードをしています。

さて、企業で展開しているプログラムの一つ、
CAO(Co-Active Approach for Organization)では、
コーチング的コミュニケーションのための
スキルやスタンスを、体験学習を通じて学びます。

その中に、相手の強みや魅力的な人柄を伝える、
というワークがあるのですが、たまに
上司の方から抵抗感を示されることがあります。

「部下の強みや良いところを伝えていると、
(部下に)なめられるんじゃないでしょうか?」

「優しい上司になってしまうと、
組織が締まらないんじゃないですか?」

「部下に迎合しているようで……言うのを憚られます」

確かに、そう思われる気持ち分かります。
怖いですよね、部下から(え、なんで急に……)
と思われるなんて想像したら。

ある日突然、私が娘に
「あなたは本当に努力を惜しまない人だね」
と言ったら、きっと彼女は身構えるでしょう。
(一体なにを要求されるんだ!?)と。

そうなんです、強みや魅力的な人柄を伝える頻度が
1年に1回であれば、(こりゃなんかあるな)と
当然部下は思うでしょう。

大事なのは、その部下の強みや魅力的な人柄を
伝えることより、彼らを日頃からよく見ている
ことではないかと思うのです。

よく見ていると、
努力しているところ、
手を抜いているところ、
上手くいっているところ、
つまづいているところ、
当然ながら、様々なものが見えてきます。

その上で、
このまま続けていって欲しいところ
もうやめた方がよいこと、修正した方がよいこと、
チャレンジして欲しいこと……
上司なりに分かってくるのではないかと思うのです。

その中に、その部下の強みや魅力的な人柄が
あるのではないかと思います。

自分をよく見てくれている上司からの
「君は~な人だね」という言葉は、
それが心からの言葉であればあるほど、
部下の心に刺さります。

それが部下の方の
今後の行動指針になったりもします。

逆にしっかり見ていない部下に
誉め言葉を伝えても刺さらないでしょう。

ただ、私が出会った数多くの上司の方の中に
嫌いな苦手な部下はいたとしても、その部下のことを
まるで見ていない方はいませんでした。
その部下のことを気にしていない方はいませんでした。

ただどう関わったら良いのか手掛かりが分からない、
という方ばかりでした。

上司の心、部下知らず。

でも文句を言いながら部下は見ています。
上司がどこを向いて仕事をしているのかを。

私たちウエイクアップは上司の皆さんを
いつも応援しています!!
気になることがあれば、気軽にお声がけください。
【お問合せ先】https://wakeup-group.com/contact/

【おまけトーク】
最近知った良いジンクス:満月の夜、満月を見ながら
口を大きく開けて満月を飲むイメージを持つと、
満月がカラダを浄化してくれるそうです。
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