1on1における共感力とは?

ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。

いつもはCTIのコーチングコースのリードやコーチとして
コーチングの時間を提供しています。

コーチングを学ぶコースの際、私たちリーダーが受講者の一人に、
コーチングのデモンストレーションをさせて頂く時間があるのですが、

それを見聞きしていた受講者から

「ものすごい共感力ですね!」

と言われることがよくあります。

確かにリーダー(コーチ)はクライアントさんに
全集中の呼吸で傾聴していますから
初めてコーアクティブ・コーチングを
目の前で見聞きした方は、その傾聴力から繰り出される
問いかけやコーチングスキルに驚かれることもあります。

一方でコーチは、誤解を恐れずに言うと
好奇心をもってクライアントさんの話す内容を傾聴していますが、
話される内容に共感(同意)しているわけではありません。

コーチがしっかりと捉えているのは、
目の前で話すクライアントさんが

今どんな気持ちで話しているのか、
今どんな思いで話しているのか、

といった“クライアントさんその人自身”についてです。

そしてコーチは当たっているかどうかではなく、
そのクライアントさんから伝わってくる気持ちや思いを
言葉にして伝え返します。

「嬉しい気持ちが伝わってきますよ」
「大変だった、苦労したというのが伝わってきます」

相手から伝わってくる気持ちや思いを
言葉にして伝え返すというのは、
通常の会話では殆どしないことだと思います。

でもこうしてクライアントさんの気持ちや
思いを言葉にして伝えていくことで、

クライアントさんは
「自分の話しをよく聞いてくれている」と感じ、
核心となる大事な話しをされていくのだと思います。

実はこの感じを、皆さんは「すごい共感力!」と
仰っているのではないかと思っています。

「すごい共感力!」は、1on1でも発揮する事が出来ます。

その際におすすめしたいのは、例えば以下のような表現です。

「大変だったんだなぁ」と言うところを
「大変さが伝わってくるよ」と表現するといった感じです。

1on1で、部下が「上司は自分の話しをよく聞いてくれている」
と感じられることは、非常に大きな励みとなりやる気にも繋がります。

そういった1on1の場をつくる為にカギとなるのが「傾聴力」です。

「傾聴力」は正しく学ぶことで的確に鍛えることができます。

2020年は本当に新しいチャレンジが続きます。
まるで次から次へと新しい筋トレメニューが差し出されるかのごとくです。

上司の方々、どうぞ無理のなきよう。
私たちウエイクアップは上司の皆さんをいつも応援しています!!

※1on1における上司の関わり方については、
WAKE UPの法人窓口にお問合せください。
https://wakeup-group.com/contact/

【おまけトーク】
記録的な興行収入!というニュースに影響され、
とうとう私も「鬼滅の刃」の世界へ・・・
そこは想定を超えた共感の嵐!
数か月前には全く興味のなかった世界でしたが、
人生なにが起こるやら分からないものです。
映画のみならず原作漫画も、絶賛おすすめします。

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