みんな(実は)貢献したい/M(J)KS

ウエイクアップの島村仗志です。
今週のGeorge’s Approachは
「パワハラしない編③ 人間観
~思い通りに動かない部下をどう観るか?~」
です。

私たちそれぞれの中にある
「貢献したい」という素直な気持ち。
この気持ちは、どこからくるのでしょうか。

その科学的な根拠は存じませんが、
日々の実感としては、私たち1人1人の人間が、
自分以外の誰かや何かとの関係性の中で生きて
活かされている存在であることと、
深く関わっているように思います。

この「貢献したい」という気持ちを表現することが、
得意な人もいれば不得意な人もいます。
あなたの期待どおりには結果を出せていない、或いは、
あなたに対して何となく態度が悪い、
そんな印象を与えてしまっている、その人の内側にも
実は「貢献したい」気持ちがきっとある、そんな風に
その人を観てみませんか、
という提案を、今回の動画でしています。


その上で、さらにこのメルマガでは、
この「貢献したい」気持ちについて、
少し掘り下げてみたいと思います。

多くの場合、その人生の初期段階において、
生きていくための力量が不足しており、
自身の存在を維持するために、自分自身の持ち味や
得意不得意に関わらず、他者に貢献することで
生活の糧を得る必要に迫られます。

このプロセスそれぞれにも大切な意味があり、
とても豊かなことなのですが、こうした体験を
積み重ねていくことで、私たちが陥りがちな傾向として、

私は他者に貢献している。だから私には価値がある。

つまり、他者への貢献、という条件つきで自らの存在を肯定し、
そのことのみを自分の存在意義の根拠とするように、
自己規定/自己限定してしまうことです。

そして、ここに潜むリスクは、

他者に貢献できていない私には価値がない。

という無自覚な思い込みを育んでしまうことです。

更に、このことの先にある、より大きなリスクは、
この自己規定を自分以外の誰かにも適用し、
その期間やその環境下での貢献度で
その人の存在意義そのものを断定してしまい、

あの人は貢献していないから価値がない。

と、その人の存在意義そのものを、
根底から否定してしまうことです。

こうしたリスクを互いに自覚しつつ、
ここであなたと共有したい視点が、

私たち1人1人は、今、ここにこうして存在するだけで、
十分に価値ある存在である。

という人間観です。
だからこそ、

私たちはみんな、それぞれの持ち味を活かして、
他者に貢献したい。

そうです。
みんな(実は)貢献したいのです。

今週のGeorge’s Approachは
「パワハラしない編③人間観
~思い通りに動かない部下をどう観るか?~」
です。

今回のGeorge’s Approachが、あなたならではのアプローチを
再確認する、そのきっかけとなれば幸いです。
ありがとうございました。

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