ウエイクアップの島村仗志です。
今週のGeorge’s Approachは、
「パワハラしない!させない!そもそも起きない!」
シリーズの「しない編その②内省」についてです。
あなたの職場で起きているかもしれない
パワハラが気になる方は、ぜひご覧ください。
先日、奥会津を訪れる機会に恵まれました。
雨模様ではありましたが、見事な紅葉のエネルギーに触れることができましたし、
何より、その旅の目的であった、その地域で「留職」のご縁をいただいている
私の長女との久しぶりの対面が叶い、とても嬉しかったです。
どうやら、いくつになっても娘がかわいい、それが父親という生き物のようですw
そして、私にとってもう一つの発見は、たいへんに山深いその地域でさえ、
あの戊辰戦争の戦場になっていたことです。
優しい雨の中、その地で命を落とした両軍の兵士のお墓が、
緑の中に溶け込んでいました。
で、会津と言えば、この言葉。
「ならぬことは、ならぬものです。」
ここで「ならぬこと」とは、「やってはならないこと」と
「しなくてはならないこと」の、両方の意味があります。
ここでお伝えしたいのは、何が「ならぬこと」なのか、は
人によって違う、そのことです。
私たちは、今まで生きてきた過程の中で、自分ならではの
「ならぬこと」を、自らの内面に育んできています。
それらには、当然のこととして自覚できているものもあれば、
あまりにも当たり前のこととして、
無自覚な思い込みとなってしまっているものもあります。
こうしたことも含め、正しい/間違っている、ということとは別の次元で、
「ならぬこと」は百人百様、人それぞれに違っているのが当たり前です。
なので、これは上司と部下に限ったことではなく、全ての人間関係は、
互いの「ならぬこと」を根気よくすり合わせ、
互いに尊重し合いながら高め合っていく、そのプロセスと言うことができます。
そして、これまでの常識が通用しなくなっている今、
1人1人の内面でも「ならぬこと」が大きく揺れていますので、
事態はさらに複雑化の様相を呈してきており、私たちには益々、
その根気強さが求められているように思います。
同時に、そもそも違うもの同士なのですから、
誰かとの人間関係を育むとき、何か1つでも互いに
折り合えるところを見つけることができればとてもラッキー、
という軽さや明るさも大切にしたいところです。
では、何から着手すればいいのでしょうか。
まず、自分が「ならぬこと」と位置付けていることは何なのか、に
向き合うことです。
ここで人生全般を取り扱うと時間がかかりそうですので、
まずはビジネス現場に限定して、あなたならではの
「ならぬこと」をリストアップしてみるといいかもしれません。
次に、あなたにとっての「ならぬこと」に反している、つまり、
「やってはならないこと」をしてしまい
「しなくてはならないこと」をしていない、
そんな部下のことを、あなたがどう観ているのか、そのことを
内省してみていただきたいのです。
今週のGeorge’s Approachは、
「パワハラしない!させない!そもそも起きない!」シリーズの
「しない編その②内省」についてです。
この動画が、あなたが大切にしている「ならぬこと」を再確認する、
そのきっかけになれば、とても嬉しいです。