自主経営組織はどこへ行く(ウエイクアップの場合)

ウエイクアップ組織変容コーチの木村史子です。
私が、弊社組織変容コーチとして
仕事をしだしてから、1年が経ちました。

ウエイクアップというのは少し特殊な
組織だということがわかってきました。

弊社の社員はオフィススタッフのみです。
弊社や各ブランドの顔ともいえる外部にサービスを提供する
ファカルティー、コーチ、コンサルタントたちは、
一部を除き、全員が社員ではなく、それぞれが
個人事業主であったり、自分で会社を経営しており、
弊社にとってはパートナーという存在です。

ですから、「副業」という考え方も当てはまりません。
みな、当たり前のように、ウエイクアップ以外の仕事も行っています。
何が「本業」で何が「副業」なのかの区別がありません。
ある意味、自主経営組織としての最先端の姿なのでしょう。

それぞれが、ウエイクアップのミッションと
個人のミッションに重なりと響き合いを感じ、
それぞれの理由でこの組織に惹かれて集まったメンバーです。

10月21日(水)、月初に新取締役が就任してから初めて、
全メンバーを対象とした終日のロングミーティングが行われました。

自主経営組織に情報開示が不可欠であることを
この組織は学んできたのだと思います。
一般的には社員にも開示しないであろうという数値情報含め、
かなりの情報がパートナーたちに開示されています。
(もちろん、クライアントに対する守秘義務は厳密に守られています)

各チームからの情報共有の後、「我々は何を誰に届けるのか?」
という本質的なテーマでのディスカッションが行われました。

私たちは、ウエイクアップのミッションに共感して集まっているものの、
個人個人は「誰に何を届けたいのか」が明確で
バラバラなメンバーの集まりであることが
次第に明らかになっていきました。
この多様性は本当に組織に力をもたらす素晴らしいことでもあり、
一方で、自主経営の難しさでもあるのでしょう。

それぞれ独立した人生とそのミッションを持つ個人が、
一つの組織に集まり、細胞として有機的に関わり合い、
一つの生命体として機能するために必要なプロセスを
自ら体験した一日でした。

私たち、組織変容コーチが、クライアントワークの中で
提供しているのも、まさにこのプロセスです。

ともすれば、個人事業主でもある私たちは、
組織で働く葛藤を忘れてしまいがちです。
そんな人たちに、組織変容を任せたくないですよね(笑)

自分たちが提供しているものの価値を自ら体験し、
一筋縄ではいかないそのプロセスに苦悶し、
自らを進化させながら、その葛藤や辛さもわかりながら
クライアントに関わっていくことは、
とても大切なことだと感じた1日でした。

ウエイクアップの組織変容にご興味のある方は、
ぜひお気軽にお問い合わせください。
https://wakeup-group.com/contact/

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