テレワーク時代の1on1で大事なこと

ウエイクアップの平田淳二です。

先日、広告業界の方100人ぐらいの方に
参加いただき、「テレワーク時代の1on1」
というタイトルで講演させてもらいました。

その準備段階で、多くの方にアンケートを
とらせていただき、
テレワーク時代のコミュニケーションで
このようなことが起きているということが、
わかってきました。

・縦のコミュニケーションは増したが、
部門間横断のコミュニケーションが減った
・必要最低限のコミュニケーションしかしなくなった
・雑談がなくなった
・メンバーの状況・状態がわかりにくい
・ちょっとした会話が難しい
・若手・新入社員をどのように育てればいいのかがわからない
・声をかけれらないので、逆に若手は仕事しやすくなっている
・会話量の減少

実際に話を聴いてみても、特に営業関係の方は、
お客さんのところに行かなくなったので、
営業スタイルがかなり変わってきたとのことでした。

では、このような状況の中で何が必要かというと、
1on1がかなり有効な打ち手になっていくのです。

そもそも1on1は以下のような特徴があります。

・1対1の定期的(月1or2)なコミュニケーション
・相手の成長や変化につながる対話
・主役は相手(部下になるケースが多い)
・手法としては、主にコーチング、フィードバック、
メンタリングが使用される

特に定期的にコミュニケーションをとる場があることにより、
上司も、部下も業務と直接は関係ない話をする機会がもてます。

また、上司としても組織に何が起きているのか、
部下の業務進捗だけじゃなく、どのような状態で
仕事をしているかなど、体調面、精神面なども
知ることができます。

部下にとっても、「いい1on1」を受けると、
やる気や仕事の主体性にもいい影響がでてきます。

ここで、あえて「いい1on1」と書いたのは、
「いい」ができないケースが多いからです。

1on1のトレーニングを受けずに 1on1をすると、
ほとんどの上司は、部下に何か教訓、経験を話したり、
業務の指示の時間になったりします。

部下としても、人事部から1on1では自分の悩みや
問題を話せと言われていたので、そのことを話したら
説教のような時間になってしまったなどの
不満がでてきたりします。

では、どうすればいいかというと、
1on1をトレーニングすることが必要になってきます。

ほとんどの上司は1on1のやり方や、自分の1on1が
どのように機能しているかをわかっていません。

1on1の知識のみで、トレーニングをせずに1on1を行うということは、
野球で例えると、ボールの打ち方や野球のルールを本で覚えて、
いきなり実践で公式試合に出されるようなものです。

正直、結構無茶振り感があると思います。

1on1を組織に導入する組織は、ぜひトレーニングをすることを
忘れないでください。

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