1on1でおすすめの関わりとは

ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。

いつもはCTIのコーチングコースや
企業でのコーチングコースといった
様々なプログラムのリードをしています。

先日、企業で上司と部下とのコミュニケーション研修を
リードしてきました。

1on1を通じて上司と部下との関係性を
より信頼感あるものにしていくためのポイントやコツを
体験学習を通じて習得していく研修です。

CTIが提供している研修プログラムでは、ロールプレイはせず、
リアルなテーマを話して頂くことになっているので、
2日間の研修中に日常でご自身が部下に与えていた影響・印象を
ご自身が経験するような場面もあります。

それは色んな意味で心の痛む経験になることもあります。

そんなつもりは全くなかったが、
もしかしたら部下は傷ついていたかもしれない。

良かれと思って言っていたが、
もしかしたら上司は自分の話を聞くに値しないと思っている、
と感じていたかもしれない。

そう言えば、自分自身も上司から自分の強みを伝えてもらったことないなぁ。

色んなことが心の中で起きてくるのです。

そんななか、参加者の方が仰っていた言葉で印象に残ったものがありました。

「上手くいったことは そのままで、失敗した時には 責められて・・・
何が上手くいってるの? なんて聞かれたことなかったなぁ。」

1on1の目的は、その組織によって色々あるかもしれません。

一方で、制度も無いなか1on1を始められた方の願いは、
「部下の成長」だったのではないかと思うのです。

もちろんそれは、部下が自走してくれたら自分はもっと他の仕事に取り組める、
といった上司自身の為だったかもしれません。

そうだとしても、1on1で上司の方に是非おすすめしたい関わりは、
部下が自分自身で自分の成長ポイントを認識し改善していくものです。

1on1の冒頭で
「最近どう? 上手くいってる? 何か困ったことはない?」
と切り出したうえで、

「別に大丈夫です」と部下が言葉にした時、

「そうか、上手くやってくれているんだ。」と伝え、

「どんなことが上手くいってるの?」
と質問してみてください。

その時に大事なのはスタンスです。
部下に対する好奇心です。

どんな言葉が返ってくるか分かりません。
もしかしたら「え、そんな事が上手くいっていると思っていたの!?」
と上司には無かった観点が返ってくるかもしれません。

是非、何が返ってくるか分からないことに好奇心を向けてみてください。

リモートワークが進む中、部下の日常業務への取組みが
なかなか見えなくなってきました。

是非1on1の時間をもって、その結果、成果を出す為に
部下がどんな観点で取り組みながら仕事を進めてきたのか
聞いてみてください。

2020年は本当に新しいチャレンジが続きます。
まるで次から次へと新しい筋トレメニューが差し出されるかのごとくです。

上司の方々、どうぞ無理のなきよう。
私たちウエイクアップは上司の皆さんをいつも応援しています!!

※今回ご紹介した1on1での部下への関わり方などを体験学習できる
CAO(Co-Active Approach for Organization)については、
弊社HPよりお問い合わせください。
https://wakeup-group.com/contact/

【おまけトーク】
最近上手くいっていること:
体調管理に“岩盤浴”という手段がみつかったこと

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