実りの秋とチームの隠された声

こんにちは。
ウエイクアップ組織変容コーチの山川広美です。

私はテレワークの恩恵を受けながら石川県の田園地帯で暮らしています。
春には田植え、夏はその後の成長を見守りちょうど今は稲刈りのシーズンです。
野菜のサイクルはもう少し早く夏野菜が終わった畑では、
晩秋に向けた種蒔きが始まっています。
田んぼや畑に入らない私にとっては、日々の作物が季節と共に
自然と成長しているようにも見えてしまうのですが、
実際に農業に従事する事はそんなに甘いものではありません。

稲も野菜も言葉は発しませんが、毎日水や肥料は足りているのか様子を
見ながら成長を見守っているのです。
これに加え気温や長雨や台風といった外的要素にも日々意識を向けています。
きっと皆さんも野菜やお花を育てていて、その事はよくご存じなのではないでしょうか。

さて、私の仕事である組織やチームに意識を向けた時に 
「人は言葉を発してよかった」
と一瞬思ったのですが、発せられる声はほんの一部です。
組織やチームの中で「本当はもう少し助けてほしい」「もっと任せてほしい」など、
感じているけれど発することの出来ない声が潜んでいるところは稲や野菜と同じ。
(様々な外的要素がある事も同じですね。)
これに加え、コロナ禍以降テレワークが導入されている企業では増々
隠され潜んでいる声が増えてしまっているのかもしれません。

我が家のナスは水が足りないとすぐに形がいびつになってきますが、
組織やチームの中では隠された声が外に発する事なく潜み続けると
何が起きるのでしょうか。

コーチとして組織やチームに関わる時に私たちが意識を向ける事の一つに
この「隠され潜んでいる声」があります。
言葉のトーンや表情、何気ない動作に意識を向ける事もありますし、
お一人お一人とのインタビュー、アセスメントツール、
ワークショップの中で描かれる絵(そうなんです、時々絵を描いていただく事もあります)
様々なところに隠された声に意識を向けます。
そして、その声が自然と発する事ができる場づくりをし、
それをきっかけにチームは次のステップへとパワフルに進化していきます。

コーチに手伝ってもらう前に何かできる事がないのか?
そんな声が聞こえてきそうですね。ありますよ。

人には声を出さない野菜やお花が欲するモノを聞き取る力があるのです。
毎日顔を合わせていても、テレワークで合わせていなくても
チームのメンバーの気持ちに意識を向けてみてください。
きっと聞こえてくるはずです。

チームや組織の次なるステップの場にご興味のある方は
ぜひウエイクアップの組織変容チームにご相談ください。

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