沈黙にこそ意味がある

ウエイクアップ・リーダーズ・マガジン、
毎週木曜担当の斎藤豊です。

みなさんの会社の会議は、
どんな風に始まって、
どんな風に進んで、
どんな風に終わるでしょうか。

先日、自分たちの会議で、ウエイクアップらしい
シーンがありました。

会議は、チェックインと呼ばれる、
一人一言を発してから始めます。

話す内容はその時の気分でも良いし、
気になっていることでも良いし、
ランチに何を食べたかでもOKです。

チェックインの仕組みは取り入れている
会社もあるかもしれませんね。

そして内容(アジェンダ)に入ります。

このミーティングでもアジェンダがあったのですが、
どうにも場が活性化しません。沈黙が増えます。

しかしコーチは沈黙に慣れているため(※)、
誰も焦らず、沈黙はさらに続きます。

※コーチングにおいて沈黙は、クライアントが
深く考える時間のため、とても大事にしています

沈黙がだいぶ続いたので、一言発してみました。

「今日は凪(なぎ)だね…」

その後「ホント、凪だね~」なんて話をしながら
「じゃ今日はここまでにして、少し時間置いてまた話そうか」
と次回日時を決めて終わりました。

多くの方、特に会議を取り仕切る立場の方は
沈黙を恐れ、数秒続くと人を指して発言を促す
こともあるのではないでしょうか。

1on1のような逃げ場の無い面談になると
さらに顕著に、沈黙を気まずく感じる方もいると思います。

その結果、上司が話し続け、部下はますます小さくなる。

信頼関係構築のための対話です。
沈黙も尊重しましょう。
沈黙に耐えられなくなったら自分の話をせず
「今何を考えているの?」と優しく聴きましょう。

おまけ
思い返すと会社員時代にメンター制度なる
1on1をされました。こちらがコーチというのも
多分にありますがその人は60分、たいそう満足げに
自慢話を披露。こちらは疲労(笑)

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