ウエイクアップの平田淳二です。
NiziUを知っていますか?
以前メルマガで「J.Y.Parkさんの名言」を書かせてもらい
かなりの反響がありました。
そこからNiziUをほとんど親のような気持ちで
応援しています。
秋にCDデビューをする予定ですが、プレデビューの
「Make you happy」はYoutubeで1億再生を突破しました。
私が思うこととして、NiziUはメディア戦略が秀逸です。
5月までは虹プロジェクトをHulu、スッキリ、虹の架け橋
といった3番組で公開し、
その番組でしか見ることができない構成で
露出を最大限に増やしています。
そして、6月に配信デビュー、Youtube公開、ファンクラブ設立
その後もインスタ、TicTocなどを公開。
Youtubeでは、韓国語バージョンの「Make you happy」の
ダンスバージョン、続いて事務所の先輩のTwiceの完コピ
最近では、テレビで公開していた「Baby I’m a star」の
ダンスパフォーマンスビデオの公開。
とファンがそろそろ情報が欲しいタイミングで
小出しでいろいろ出してきます。
また、NiziUで一番驚くことは、Youtubeのコメントのほとんどが
海外からのコメントです。どこの国から人気があるか
よくわからないぐらい広まっています。
実際にK-POPがどのように全世界に広がっているか、
そして普段どのようにメディア戦略をしているかを実際に
見ることができたのは、WAKE UPのメディア担当としては
学びになることがかなり多かったです。
これまではK-POPが流行っているのは、ステマだろうと
思っていました。しかし、それは一部正解で、ほとんどは
間違いであることを知ったのです。
特に印象的だったのは、NiziUを始めとしたK-POPは
普段の生活の映像をかなり戦略的に出しています。
要は人間味、その人の普段を露出しています。そして
ダンスパフォーマンスは極めて高い水準にしています。
このオンオフのギャップがファンの心を掴みます。
また、それらすべてをネットで公開しています。
そして、メディア戦略だけではなく、グループを広めるために、
自社のあらゆるリソースを活用しています。
メディアでの紹介に先輩を使うのはもちろん、
曲の中にも売れている先輩グループの歌詞や振り付けを入れて、
お互いに相乗効果を図っています。
縄張り意識の強い、縦割り組織の会社ならこうはいきません。
だからといって日本のアイドル業界が劣っている
ということではありません。どちらも共通して
言えるのは、ファンが応援したくなるスキームを
うまく作り上げたグループが成功するということです。
K-POPではデビューするまでに高い水準が求められ
その水準に向かって努力する姿にファンは魅了されます。
日本では不完全な状態でデビューして、そこから
成長する様子に魅了されるスキームをつくるグループが多いのです。
(代表例 AKB48)
どのようにすればファンから、あるいは一般の人から応援されるか?
NiziU、Twiceや日本のアイドル業界を長くみてきた私としては、
・自分をオープンにする
・受け止めるマインド
・そこから創りあげる
この3点が重要なのではないかと思います。
書いてみて、この3点はあらゆる職業や総理大臣に必要なマインドで、
コーチングで鍛えられる部分のような気がします。