新しい年上の部下への対応

ウエイクアップの平田淳二です。

かなり前の話ですが、
KPMGでコンサルタントをしていた時に、
あるプロジェクトを任せられました。

そのプロジェクトでは、薬剤師の資格が
必要なため、新たに薬剤師の資格を持つ、
40以上年齢が離れているメンバーが
入ることになりました。

私はそのチームのリーダーとして、
チームをまとめていたのですが、
どうしてもその新たなメンバーと折りが
合わなかったのです。


40近く離れているメンバーに指揮されるのが、
嫌だったのか何だったのか
結局わからなかったのですが、
隣の席に座っている彼に口頭で指示を出すと、
メールで返信してくるぐらいで、私と
口を聞くのも嫌になってしまった
みたいなのです。

もちろん、チームの仕事の生産性も
低くなっていき、私としても仕事が
やりにくいストレスを感じていました。

そこで、当時コーチングを習いたての私は、
このままではまずいと、協働関係を創ることに
挑戦しようと思い、彼と時間をとって
話をすることにしました。

その時に、話したことは以下の内容でした。

・このチームの目的
・どのようなコミュニケーションをすれば、
その目的に近づくのか
・お互いへのリクエスト

正直なところ、腹を割って「話そうよ」
という感じでした。

この時に話したことを正確に覚えている
わけではありませんが、たしか

「別に仲良くしなくていいから、仕事の成果について
必要なコミュニケーションはしっかりしていきましょう」

と話したと思います。結果、仕事に必要な
コミュニケーションがとれるようになってきて、
仕事の目的も達成できました。

この時に学んだことは、もっと早くこういった会話を
すれば良かったということと、メンバー一人、ひとり
考え方やモチベーションは違う。ということです。

上司は部下、後輩に対して、一人、ひとり
関わり方を変える必要があるということです。

それは相手に迎合するというのではなく
自分の考え方の柱は持ちつつ、
関わりの幅を広げていくということです。

人への関わり方の幅があれば、あるほど
どんな人にも対応できるようになっていきます。

今回の私の例では、会社員時代のわたしは、
社内でもいつもムダ話をしていて、
真面目な印象ではなかったと思います。

たぶん、一緒に働いてたいた人は私の
仕事をする力はわかっていたと思いますが、
新たに入った人は、真面目に仕事をしている人とは
思われなかったと思います。それどころか、
ふざけている印象があったと思います。

そして、今回の関わりは、普段と違って
熱く、真剣に話をしました。
その幅の広げ方がうまくいった要因だった
と思います。

この幅の広げ方は、CTIの基礎コースを学んだときに、
最初に自分が感銘を受けたことでした。

関わり方の幅を広げたいと思っている方は、
基礎コースで自分の関わり方の幅を広げる
自分開発をおすすめします。

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