ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。
CTIのコーチングコースや企業での
コーチングコースといったプログラムのリードでは、
起きていることすべてに好奇心全開ですが、
巷で大流行の鬼の漫画には
少しも好奇心が持てないアラフィフです。
コーチング研修や企業コースのリードをしていると、
「部下に好奇心が持てないのですが……」
と聞かれることがよくあります。
その時いつも私は、
それはごもっともです、と思っています。
部下のことをもっと知りたい!
部下の話していることに共感している!
そんな風に、目の前に現れるすべての
部下(社員)に目が向けられたら
どんなに楽しいだろう、私もそう思います。
ただ、コーチング的 好奇心というのは
誤解を恐れずに言ってみると
部下が人として好感が持てるから
好奇心を向けられるというより、
部下が自分のことを更に知っていくこと
そしてそのプロセスに好奇心を向けて
質問するために必要なものなのです。
コーチング・バイブル*(第3版)には、
以下の様に書かれています。
- コーチは、クライアントが新しい
可能性の扉を開く助けとなるように、
常日頃から自分の好奇心を高め続けて
いるものです。
- 正しい答えを引き出すための
情報収集的な質問と、未知の答えを
引き出すための好奇心にもとづく
質問には、大きな違いがあります。
このように主語は部下となり、
あなたの好奇心は、
部下にとって必要な質問をするために
使っていくことになります。
ですから、好意が向けられない部下にも
好奇心を持つことができるのです。
(どうしてこの人はこんな事をするんだろう、
理解できない)
そう思ったら、
その部下に好奇心を持って
質問してみてください。
「それをやっている○○さんが
大事にされていることは何ですか?」
この質問は、
部下も自分のことがわかりますし、
あなたも部下について知ることができる
一石二鳥の質問です。
もしかしたら
(えっ!そんなこと思ってたの!?)
と驚くような答えが返ってくるかもしれませんね。
最初に切り出すには勇気がいるかもしれません。
でも、もしかしたら
状況・環境に変化が起きた今、
いつもとは違う切り口で
部下の皆さんを知るチャンスかもしれませんね。
【おまけトーク】
私の好きな漫画:かくかくしかじか(東村アキコ)
*コーチング・バイブル®:
今週26日にコーチング・バイブルの
第4版が発売されます! 1on1など
企業におけるコーチングの活用例が満載
の、実用的な内容となっています。
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