Zoomで研修を行う時に大事なこと

ウエイクアップの平田淳二です。

今回は、研修を企画する人事部や人材開発部の
方が対象の内容になっています。

先日、ウエイクアップの社内研修を
zoomで実施しました。(私が講師を担当しました)

私はたまたま3年ぐらい前からzoomでの
ワークショップを実施していて、
会場参加者+zoom参加者の
同時ワークショップなども行なっているので、
zoomだけの参加者だと逆にやりやすさを
感じています。

企業でも新入社員研修や社内のミーティングを
zoomなどのテレビ会議で行ないながら、
テレビ会議の知恵を習得している最中ではないか
と思います。

会場研修に慣れている講師がzoom研修で
戸惑う点はいくつかあります。

電波状況や音声状況の課題を除いても、
講師としてzoom研修の難しい点は、ぱっと
思いつくだけでもいくつか浮かびます。

  • 場の雰囲気が掴みづらい(理解しているのかどうか)
  • ブレイクアウトをした時に、参加者が内容を
    理解してワークをしているかどうかがつかめない
  • スライドを画面共有して説明していると
    参加者の顔が見えない

他にもあるかもしれませんが、大きいところは
こんなところじゃないでしょうか。

しかし、これらの問題の多くは、講師の
セットアップによって解決されます。

研修でセットアップと言っているものは
次のワークへのインストラクションのことであり、
参加者がワークをする前の意欲を高め、
具体的に何をすればいいかわかっている状態に
持っていくことです。

会場研修だと、講師がセットアップをしたあとに、
内容を参加者が理解できている、いないは
雰囲気を見ればわかります。

しかし、zoomだとそこがわからないのです。

セットアップで一番やりやすい方法は、
スライドにインストラクションを書いて
実施することです。

しかし、それだとやることは伝わりますが、
ワークをするためのモチベーションには
いかないのです。

また、インストラクションのスライドを
出しっぱなしだと、参加者の様子も見られません。

では、どうしたらいいかというと、
講師の言葉で参加者が実施するワークを説明して、
さらにやる気がでるようなセットアップをし、
そのセットアップが伝わったかどうかを、
画面越しで参加者の雰囲気を確認して、さらに、
スライドでやることを明確に伝えるのです。

そういったセットアップができると、
ブレイクアウトをして参加者の顔が見えなくなっても、
安心感があります。
(もちろん、ブレイクアウトを覗きにいってもいいです)

このように、簡単に書いていますが、実は
講師にとって言葉だけでセットアップをすることは、
結構難しいことです。

しかし、セットアップは1人でも練習できて、
練習することによって上達するものでもあります。

zoom研修が苦手だと思っている方は、ぜひ
セットアップを練習することを試してみてください。
練習することで研修のスムーズさがかなり
変わってくるでしょう。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA