平田淳二です。
最近、私がSNSで発信した
キラークエスチョンが、話題になって
いました。
キラークエスチョンという言葉は、
コーチングで使う破壊力のある質問
という意味で使ったものですが、
正直なところ、CTIではこのような質問を
教えていません。
CTIのCo-Activeコーチングでは、逆に、
「今、この瞬間から創る」を大事に
していて、クライアントとともに、
その瞬間、瞬間に必要な関わりを
していきます。
水戸黄門の印籠や、金さんの桜吹雪や
東京喰種の金木研の髪の色が変わる
ような、これで解決というようなものは
ありません。
しかし、長年コーチングをやってきて、
振り返って考えると、
この質問よく使うな〜というものは
でてきます。
それが、私のキラークエスチョンだった
「本当は、どうしたいの?」
です。
この質問の重要な点は「本当は」にあります。
単に「どうしたいの」と質問しても、
クライアントは自分のやりたいことを
話すとは限りません。
なぜなら、どうしたいを話したとしても、
そのことが、ハードルが高いもので
あったら、言っても無駄だという心境に
なったりするからです。
また、もし、言ったらやらされる
から、言わないでおこうということも
頭に浮かんでくるでしょう。
だから、私は、そのハードルを下げる
という意味と、本音を聞きたい
という思いで、「本当は」をつけて
聴くのです。
これは、今はできないけど本当は○○
をしたい。
というその人の本音につながっていく
質問であり、かつ、それを言ったときに
気持ちが動く質問でもあります。
やりたいことの内容だけでははなく、
その気持ちの動きを、レベル3の傾聴で
感じ取りながら、コーチングをして
いました。
しかし、いつも同じような質問をする
のも、自分のコーチングが型にはまって
しまっているようで、逆にクライアントの
可能性を閉じている気もしたので、
今年から、この質問を自分の中で
封印することにしました。
いつものパターンを
あえて封印することで、
新しい関わりが生まれてきます。
コーチングにもバリエーションが生まれ、
自分がコーチとして、成長している感も
覚えます。
みなさんに、封印をおすすめします。
とは言いませんが、もし、
いつも同じようなコーチングをしている
と感じたら、何かを変えるタイミング
だと思います。
継続学習に参加するのもいいと思いますよ。