傾聴力を伸ばすコツ

道場主のように毎回傾聴道場を開いている私は、自他ともに認めるかなりのお喋りです。

女子会に参加しても一番話をしているぐらいのスピーチ力?トーク力?のようなものがあります。

そんな私がどうやって傾聴を教えることができるぐらいまでになったかというと、正直に言うと、仕事で人の話を聴かなければいけない状況に追い込まれていたからです。

前職で、多くの人にヒアリングをして、仕事の状況を聴くという仕事がありました。そのため、必然的に傾聴力を求められました。ですので、このままではまずいと思って、コーチングを学ぼうと思ったわけです。

コーチングでは、相手に好奇心を持ちながら、傾聴することが重要なのですが、学びたての頃は
「我慢して、相手の話に集中しなければ、、」
という、習ったことを微妙に間違って覚えていて苦労したことを覚えています。

では、そんな自分がどうやって傾聴力を鍛えたかというと単純にコーチングの回数をこなしただけでした。

回数を重ねるということは、何かを習得するときには重要なプロセスで、実際のところコーチングでは、傾聴以外にもいろいろなことを意識する必要があります。傾聴だけ意識すればいいというわけではありません。

傾聴だけを意識するのではなく、様々な状況に対応していき、そして数を重ねることによって、傾聴力を身につけることができました。

ですので、傾聴道場では傾聴力を鍛えるために、様々な状況を設定して、その中で傾聴を鍛えていくワークを行っていきます。

コーチングを学ばなくても、傾聴のワークを数多くこなすことにより、傾聴力を鍛えることができるのです。

実際、職場では、相手の話を聴いてばかりいられないという状況も数多くあります。相手が反対意見を言ってきたり、思っていることと違う結果がでている状況や話が伝わっていないときなど

そんな時にも傾聴できるようになるためには、トレーニングが大事なのです。

今こそ大事な「現地現物」

ウエイクアップの斎藤豊です。

最近メルマガの感想やお褒めの言葉を頂くことが増えました。

ありがとうございます(^^)ますます気をよくして書いていきたいと思います!

さて、いきなりですが、今回はいつも文末に書いているおまけから。

おまけ1:先日旅先で、ある鰻の有名店に行ったときのこと。インターネットで場所、定休日、営業時間を調べてタクシーで行きました。しかし、行ったらお休み。一同ショック。。。

おまけ2:父に頼まれて、デジカメを通販で買いました。それを買う理由は「すでに持っているキヤノン製のフィルターが使えるから」とのこと。
購入後父から電話があり一言。「フィルターを使うにはこのカメラ専用のものが必要だった」。

みなさんは「現地現物」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

この言葉は様々なところで使われていますが、僕は前職時代にTPS(トヨタ生産方式)のコンサルをしていたことがあり、その過程で学びました。

どういうことかと言うと「何かあったら現地で現物を見よ」ということです。非常にシンプルです。

こんな逸話を聞いたことがあります。

自動車の塗装過程でムラがあったときのこと。担当者はデータを集め、情報収集し、原因分析し、対策を考え、上司に報告しました。

そこで上司は言いました。
「君は実際に見に行ったのか?」

担当者が「いいえ」と言うと、上司は担当者を連れて、塗装工程現場に向かいました。

そこで服を脱ぎ水着になり競泳用ゴーグルを装着し、塗装まみれになりながらシャワーノズルを見つめます。

すると、一部正常に作動していない箇所を発見。

それは当初報告した原因と対策とは大きく異なるものでした。

「え? 塗装とか全身に浴びたら健康的にやばいんじゃない?」

という疑問は一旦脇に置きましょう(僕もそう思いますw)。

ここで大事なのは
「実際に問題があった場所に足を運び(現地)、手にして目にする(現物)」ということです。

今やGoogle先生のおかげで世の中のあらゆる情報が整理され、一瞬で手に入ります。この恩恵は大変ありがたく、僕も恩恵にあずかっている一人です。

でも、その情報は本物ですか?

別な例を考えてみましょう。

ある会社では毎年社内サーベイでES(従業員満足度)をモニターしています。

そこから見てくる情報やデータを元に、数値が低い部門には部門長に対策を命じ、数値が高い部門は表彰します。

ところが、経年変化を見るとどれも誤差の範囲。

もしくは営業成績と連動していたりすることに気がつきます。

「やってることと起きていること、本当に関係しているのかな?」
という疑問が誰の頭にもありますが、今更言い出せない。

僕は役割上、企業の人事の方やトップマネジメントにお目にかかる機会が多いのですが
「最近現場に行っていますか?」
「現場を見ていますか?」
「現場と対話していますか?」
と聞くと、Yes/Noがハッキリ分かります。

多くの方、そしてポジションが上がれば上がるほど難しくなるものの、数値的根拠はありませんが、Yes派の企業は数字も好調で、人間関係、信頼関係が築けているような気がします。

我々が企業とご縁を頂戴するとき、もしくは頂戴した後に「直接社員のみなさんから直接お話をお伺いする機会を頂けませんか?」とお願いすることがあります。

これは、データとしてではなく現地(お客さま先)で現物(お客さまの声)をうかがうためです。

インタビューを通して、ウエイクアップはどんな力になれたのか、もしくはなれなかったのか。

その会社で何が起きていて、どんな状態を願っているのか。それらを浮き彫りにし、お役に立てる所でがあればお力になりたいと願っています

(正直な所、弊社の提供できることには限りがあるので辞退したり他社を紹介したりすることもあります)。

情報があふれんばかりの今だからこそ、手間暇のかかる「現地現物」を大事にしてみませんか?

冒頭のおまけに戻りましょう。僕が得た教訓。

飲食店の営業情報は、一手間を惜しまず電話して直接確認する。

何かを買うときは、可能な限り現物を見てから買う。

Vacation for Vacant

ウエイクアップの斎藤豊です。

昔、あるメルマガで「vacationとは自分の中にvacantを作るための時間だ」という一文を目にしました。

僕自身これまで多くの旅をしてきました。国内も海外も、海の中からエベレストまで行きました。

そんな僕ですが「あぁこれがvacationか」と思う体験が最近ありました。

それは夏休みのことです。今年はアメリカのカリフォルニア州にあるヨセミテ国立公園で過ごすことにしました。旅の目的は、ただただリフレッシュです。

ヨセミテには去年も来たので多少土地勘もあり、のんびり過ごすには良い場所です。

成田からサンフランシスコに飛び、レンタカーに乗り換えて運転すること約5時間。途中、最近Amazonに買収された大手オーガニックスーパーのWholefoodsで食料を買い込み、着く頃にはちょうど夕方。

時差ボケと運転疲れにビールを流し込んだら、バタンキュー(古い^^;)。

滞在は半キャンプスタイル(常設テントのような感じ)。

遮音性も低いので、朝はたいてい周囲の声や物音で目が覚めます。

ヨセミテの朝。僕の定番は、目覚ましをかけずに目が覚めるまで寝て、起きたらお湯を沸かしてコーヒーを淹れ、川辺にイスを持って行って、雄大な景色を眺めながらそれを飲むことです。

「ふぅ。。。」

分刻みとは言わないまでも、それなりに多忙な日々から突然大自然に身を投じると、こんな時「さて、次は何をしようか?」が頭に浮かびます。

そうなんです。無意識に私たちは「次は?」を考えてしまうことにここで気がつきます。

さらには
「あのメール返信してなかったな」
「通販であれ買わなきゃ」
「宅急便の受け取り日時変えたっけかな」と、
雑念が次々に出てきます。僕の場合、2-3日は出まくります。

ここまででお分かりのように、日常の脳はvacant(空)を作るどころか、いかにparticle(物事)で埋めようと働きます。

しかし自然の力を借りると、徐々にスペースを取り戻す力が宿ってくるようです。

「はぁ~、本当に素晴らしい景色だな。。。」

と思っているだけで3時間があっという間に過ぎ、「あ、もう昼だ。いいや、ビール飲んじゃお」に移行します(個人の趣味です、はい)。

そんなこんなで過ごしていると夕方になっています。

河原から薪を拾ってきて焚き火の用意をしつつ、カリフォルニアワインに突入。

気づくと居眠り。

隣で同じようにキャンプをしている家族はカードゲームをしているようです。なんとものどかな夜。最高です。

これが僕にとってのvacantです。

vacantを作ると、旅の前半で事柄が次々浮かぶ替わりに、次々と新しいアイデア・発想が生まれてきます。

しかしここで大事なのは、敢えて整理しようとせず、流れに身を委ねることです。

結果、心身共にリフレッシュし、優先順位も整理され、新しいアイデアも浮かぶという、理想的なvacationを過ごすことができました。

みなさんは、何の予定も、何もする必要のない時間を、最近どれくらい持ったでしょうか?

家の中に物がついつい増えるように自分の中も一杯になっているとしたら、たまにはvacantを作ってあげましょう。

そこには何か新しいもの、大切なものが入ってきてくれるに違いありません。

何も1週間山にこもる必要はありません。

まずは3時間だけ、スマホもパソコンも手帳もノートも手放して、カフェで過ごすことから始めてみませんか?

おまけ1
ヨセミテ国立公園名物のハーフドームは入山規制中。抽選に申し込むにはネット環境が必要で、結局国際ローミング接続してアクセス。今やアウトドアにもネットが不可欠でした。しかも滞在中全部外れて登れずじまいでした(涙)

おまけ2
いつものように川辺でコーヒーを飲んでいた朝のこと。対岸にいたカップルが服を脱いで川にダイブ。「さすがアメリカだなぁ」と思って再度見ると、水着を着用しています。何かを脱ぎ捨てたいという僕の妄想だったのでしょうか。。。

急にパソコンの調子が悪くなって。。。

こんにちは。ウエイクアップのエグゼクティブコーチ兼企業担当責任者の斎藤豊です。

「急にパソコンの調子が悪くなって。。。」

同僚Mの言葉ですが、思い当たる方も多いのではないでしょうか?

現代のビジネスパーソンにとってITスキルは欠かせません。
と言うこと自体古いのですが、まだまだ”ITに使われている”人も多いのも事実。

実はワタクシ、以前は人工衛星開発も手がけるなど、元バリバリのエンジニア。

生産性や効率を考えたとき、ITとはお友達になっている必要がありますので、今回は”超”私見でIT達人へのヒントをお伝えします。

1.パソコンは常にキレイに
2.スマホ以外はあり得ない
3.紙さま、さようなら

1.パソコンは常にキレイに
「え?」と思われた方も多いかもしれません。しかしこれまで多くのIT相談に乗ってきた経験では、トラブルが起きる人ほどパソコンが汚い。

キーボードは手垢とホコリだらけ。外面は指紋だらけで、筐体には傷。さらにデスクトップにはファイルがいっぱい。

「神さまが入っている玄関はキレイに」と昔教わりましたよね。今やパソコンはコミュニケーションの玄関です。

思い当たる方は今すぐウエットティッシュでパソコンを拭き清め、デスクトップは「空に(何も無い状態)」にしましょう。日々目にするデスクトップ。デスクトップの乱れは心の乱れです。

2.スマホ以外はあり得ない
敢えて言い切ります。ビジネスを考えるならスマホしかあり得ません(今のところ)。

それでも「いや、自分はいいんだよ」というあなた。

あなたは良いかもしれませんが、周りの人たちはそうは言っていないかもしれません。

一駅電車に乗れば返せるメールは数通=その数だけ助かる人が数人います。

残念ながら年齢を重ねると共にボトルネックになりがちです(笑)。

スマホ達人になりましょう。スマホを持つは自分のためならず。

3.紙さま、さようなら
打合せや待ち合わせに紙を持って行っているあなた。気持ちは分かります。

でもその紙、役に立つ時間はわずかな時間で、あとはゴミ。せいぜい裏紙ですよね。

「紙にしないと不安で」という声もありますが、それは慣れ親しんだ世界に居続けようとする声です。

まずは手元にある資料を「全て」電子化しましょう。高性能なスキャナも今時数万円で買えます。OCR機能で検索できるようにしておけば、光速に近い早さで検索してくれます。

「いつか見るかもしれない」と言って何年も持っている資料も、捨てるに捨てられない年賀状も、スキャンして「紙さま、ありがとう」と感謝してキレイさっぱり捨てましょう。

スケジュール管理も、紙の手帳とはさよならしましょう。ビジネスを考えるとオンラインしかあり得ません。

いかがでしたか? 僕自身は日々IT環境を進化させ、例え今日Macが故障したとしても、すぐに同じ環境が再現できる環境を構築しています。

決して難しいことではないので、機会があればまたメルマガで書いてみたいと思います。

おまけ1ーSkypeをする時に、毎回インストールから始めている同僚H。不憫に思えて仕方ありませんでした。

おまけ2ーExcelに数字を入れて、その脇で電卓で計算して結果を入力している友人A。かける言葉が見つかりませんでした。

おまけ3ー「iPhoneが遅い」と言う同僚Y。通信設定を見てみたらLTEがOFFで3G通信
してました。「なんでこうしてるの?」と聞くと「え?何のこと?」という返事。

このおまけ3を読んで「え?何のこと?」と思ったあなたも予備軍かも(^^;

コーチングでパワハラは矯正できますか?

ウエイクアップの斎藤豊です。

「コーチングでパワハラは矯正できますか?」
という相談は以前からありましたが、このところ増えていることを実感しています。

このようなお問い合わせに対する第一のお答えは「本人の意思によります」。

なぜなら、無意識にパワハラ的コミュニケーションを取っている場合もあれば、意識的に行っている場合もあり、それをどう自覚しているかが最も重要だからです。

つまり大事なのは「今の状態を善しとせず、変えていきたいという気持ちがあるかどうか」です。

宮崎に住むプロコーチ、Mちゃんの言葉を借りれば「湿った木には火は点かん」です。

さて、なぜパワハラ的なコミュニケーションになってしまうのでしょうか?

私見ですが、一つの仮説は「優しさと責任感の強さ」なのではないかと思います。
会社から(上司から)期待をされている。その期待には応えたい。
かと言って自分一人でできる仕事では無い。
かつ、期限も限られている。納期は常に厳しい。
睡眠時間はどんどん削られていく。
キツイ、帰れない、気が休まらない。
想定していない問題も起きる。
体調を崩して戦線離脱していく部下も出てくる(「いいよな、あいつらは逃れられて」)。
さらに時間がなくなる。
追い込まれる。
・・・
「なんで出来ないんだ!」
「お前ら死ぬ気でがんばれ!」
「この能無し!!」

最後の三行だけを見ると、いたたまれない気持ちになりますし、職場で決して出てはならない言葉に違いありません。

それでも、言う側にはその言葉を発するまでのプロセスがあるのではないかと思います。

これが顕著に起きるのは大企業。まず、はじめに組合員を部下に持つファーストラインの管理職です。

そこから上は会社からの期待も大きい分、パワハラのインパクトも大きくなる一方です。

そんな方々には元々「会社の成長に貢献したい」という思いがあったのではないでしょうか。

ただし、もしかすると
「出来ないヤツと思われたらおしまいだ」
「出世するためには成果を出し続けなければいけない」
「周囲の奴らはみんなバカだ。俺が言わないと何もできない」
という見方になってしまっている可能性もあります。

コーチングでパワハラを”矯正”することはできません。
しかしこれまでいくつものご相談に応じてきて、ある程度型が見えつつあります。

関心のある方はご相談ください。

おまけ1:福島県天栄村での無農薬米作りをさせて頂いて3年目になります。先日稲刈りに行ってきました。自分たちがやっているのは年間数日とは言え、新米を食べる喜びはたまりません。
農家の方々と触れ合っていて学ぶのは、謙虚さと変化を受け入れる姿勢。聞くと「お天道様には敵わないからね」と一言。学ぶこと多し。パワハラ矯正にもいいかも!?

おまけ2:さらに、9月から神奈川県葉山にある「森と畑の学校」に通い始めました。1年間畑を学ぶのですが初回は畑作りから。何を植えたいかは参加者の自由と聞いて、僕が植えたのは、タイ料理に使える野菜ばかり。自分で作った無農薬野菜でタイ料理。妄想が止まりません。

人生に必要なことはバイトから学んだ

ウエイクアップで法人部門責任者兼エグゼクティブコーチの斎藤豊です。

暑かったような涼しかったような夏が終わろうとしていますが、特にサービス業において気持ちの良いサービスを受けると嬉しく、そうでないサービスを受けると残念もしくは怒りの気持ちが湧きますよね。

今年のある夏の日のことです。

つい最近始めたゴルフの練習の帰りに、朝食を食べにあるリゾート地のデニーズに行きました。

「いらっしゃいませ、デニーズへようこそ!」

実は私、学生時代ずっとデニースでバイトをしていました。

それだけに懐かしい一声で、男性店員が迎えてくれます。それも素晴らしい笑顔で。

席まで案内してくれて、注文もスムーズなことに加えて、常に笑顔。

さらに言葉の一つひとつに心がこもっています。

料理を運んで来るときも
「ベーコンにはお醤油でしょうか。こちらに置きますね」
とさりげない一言。

会計時も
「お味はいかがでしたでしょうか?」
「良い一日をお過ごしください」
と、まさに完璧。非常に気持ち良いサービスでした。

振り返って「自分は普段お目にかかる方々に心から接しているだろうか?」と思い返しました。。。

答えは、、、出来ているとは言い難い、です。

身近な人にこそぶっきらぼうなコミュニケーションをすることがありますし、お客さまにも礼を欠いているのでは、とあれこれ思いつきます。

ただ、、、悪気は無いのです。

全くもって悪気は無いのですが、意図しない言動を無意識のうちに行ってしまい、振り返ってみると、反省することが思い当たる。。。

これ、無意識の反応・行動であるがゆえに難しいんですよね。。。

ウエイクアップで伝えているTLC(The Leadership Circle)で言うところの「リアクティブ」な行動パターンです。

さて、どうすればクリエイティブなリーダーシップの発揮につながるか。

デニーズ時代の学びを活かすとすると、
”You are on stage”
(不思議なことに、バイト研修ビデオの一言が今でも頭に残っています)。

「制服に着替えたら、ステージ上にいると思いなさい。みんながあなたを見ています」
ということでしょうか。

「どんな意図を持ってそこに立つか」
「相手にどんな印象(インパクト)を持って欲しいか」

さぁみなさん。自分がステージにいるとしたら、今日接する相手にどんな気持ちになって欲しいですか?

おまけ1:デニーズでは一貫してキッチン担当でした。間違いなく今の自分を形成した経験でした。小さな名誉ですが、当時エリア内キッチンコンテスト2位。1位の人は全国1位になったので、自称全国2位です(笑)。

おまけ2:最近、デニーズにドリンクはドリンクバーになったようですね。「コーヒーカップの底を見せないサービス(お代わりいかがですか?)」世代には、なんとも寂しい時の流れです。

知らず知らずのうちにリーダーが周囲に与えている影響

ウエイクアップリーダーズマガジン編集長の平田淳二です。
仕事のフィードバックを受けることは好きですか?

コーチや講師の仕事をしていると、お客さんからアンケートで必ずフィードバックを受けます。しかも点数化されています。

自分自身も点数が低くて、過去にはある会社の担当を外されたこともあります。

(笑)

にはなれません。
しかし、このフィードバックをどう捉えるかによって、自分の成長が変わっていきます。
今回はリーダーの影響とフィードバックについて山田亨の執筆です。
TLCジャパン アソシエイツ
エグゼクティブコーチ 山田亨

「知らず知らずのうちにリーダーが周囲に与えている影響」
企業・組織のリーダーは様々なステークホルダーからの様々な期待を背負ってその職についていらっしゃいます。

株主からの期待、経営からの期待、お客様からの期待、フォロワーからの期待など様々な期待が絡み合う中で直面する課題に対して適切な判断を下していかなければならない立場で日々奮闘されています。
ただ、そのような状況では、時にその期待を強く握りすぎるあまり、リーダー本人が意図しない影響(インパクト)を周囲に与えてしまうこともあります。
・業績に対する強い責任感が、「この人は聞く耳を持たない人だ」とフォロワーに独裁的な印象を与えてしまっていたり…
・完成度の高い戦略を組もうという高い意識が、「あいつは自分以外の人間は間違っていると思っている」と同僚に批判的な印象を与えてしまっていたり…
・チームの和を保とうとする協調性が、「あいつは部下のご機嫌ばかりを気にしている」と上層部には弱腰のリーダーだと写ってしまっていたり…
それぞれのリーダーは

・力強い業績回復・
・スキの無い戦略で迷いなく動くチーム
・協働的でサポートしあえる関係性
など、本来作り出したい状態、言い換えると「思い」や「願い」を持っています。
一方で、様々な期待を背負う中で感じるプレッシャーがいつの間にか心の隙間に入りこみ、気づかぬうちになんとなく不器用なインパクトを周囲に与えてしまう。
こうした気づかぬうちに周囲に与えてしまっている影響、気づかないままでは手の施しようがありません。

これに気づくために他者からのフィードバックが有効な手段です。
ただ、強い思いと責任感の下で日々お仕事に取り組まれていればいるほど、他者からのフィードバックに対して様々な感情がわき起こるのも、また人情です。
・自分の考えがわかってもらってないな…

・結局、(部下たちは)自分たちのことしか考えていないではないか…

・今のこの危機的な状況を本当にわかっているのか…
など、絶望的な気持ちになることもあろうかと思います。
そんなお気持ちを汲みつつ、様々な思いで結果を見つめられるご本人を前に、私はいつもこのようにお伝えしています。
「フィードバック結果は、日々の振る舞いが他者に与えている印象であり、ご本人の能力の有無を表したものではありません。」
「ただ、そこには一つだけ「事実」があり、その「事実」とはフィードバックをくれた「他者」があなたに対してそのような印象を抱いているということ。」
「その「事実」の奥で起こっていることを解釈し、その事実に対してどのように応答していくか、ということを今日話し合えれば幸いです。」

そのようなお話をしながら、自身を取り巻く状況、思いや願い、問題意識、成長の過程で形成された思い込みなど、背景にある様々な事柄を丁寧に読み解き、それらを自覚し、受け止めた上で大きな問いを持って自分と向き合われていきます。
・これは自分が本当に起こしたかったインパクト(影響)なのだろうか?

・本当に自分が起こしたいことは何か?

・自分は何のために自分を使いたいのだろうか?

・真の目的を果たすために自分はどのような選択が可能か?
こうした深い内省を経てより大きな目的とつながり、行動を繰り返すことで、リーダーは自らの行動やあり方、さらには思考までも選択することができる「さらに先の意識状態」へと成長していくことができると考えています。

<ご案内>

TLCは「成人の成長ステージ」を理論的背景としてリーダーの内面を深く探究し、創造的なリーダーシップの発揮を支援していくプログラムです。

TLCジャパンではこのTLCのコンセプトを、体験を通じて深く理解していただくための半日ワークショップを開催しています。
詳細及びお申し込み方法は以下のリンクよりご確認ください。次回開催は2/8(水)の予定です。
http://my66p.com/l/m/Ab8jRbKWlo02o2

また、定期的に無料説明会も開催しておりますのでお気軽にご参加下さい。
http://my66p.com/l/m/S3wDNDyd2W0spb
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株式会社ウエイクアップ
ウエイクアップ・リーダーズ・マガジン編集部
編集長 平田 淳二

2016-2017ウエイクアップ・アワード受賞者の皆様

2月22日に開催される2016-17 ウエイクアップ・アワードの受賞者が決定しましたので、速報として喜びと共にお知らせ致します。

ご応募並びに推薦をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。そして受賞の皆様、誠におめでとうございます。

黒田 俊介様  三橋 新様

カマコン様(鎌倉からはじまった街の活性化を支援する活動)

土佐ガス株式会社様

江崎グリコ株式会社様

宮崎てげてげ通信様

「海外ビジネス武者修行プログラム」 株式会社旅武者 山口和也様及びチームビルディングファシリテーター 一同(代表 村上卓)様

(株)JALサンライト企業理念プロジェクトチームメンバー様

和田佐智子様

鳥谷部大樹様 鳥谷部愛様

大賞者のプレゼンテーション及び受賞者の皆様のご活動につきましては、2月22日のウエイクアップ・アワード開催後にHP及びメルマガ等でご紹介させていただきます。

 

 

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編集長 平田 淳二