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AI時代にこそ必要な「問う力」—―リベラルアーツ×組織変容®(無料ウェビナー開催)
2025.10.31
最近、「リベラルアーツ」という言葉が、注目されています。AIがあらゆる問いに答えを返す時代に、なぜあえて“教養”や“哲学”が注目されているのでしょうか。
先週発売の日経ビジネスでは、NTT・日立・日本製鉄・三菱重工・JALなど、名だたる企業のトップが「哲学や人間理解を学び直している」と報じられました。AIの進化によって、人間の仕事が効率化される一方で、「私たちは何のために働くのか」「人間にしかできないことは何か」という問いが、かつてないほど切実に迫っているのでしょう。
AI時代に求められる “問い”を立てる力。リベラルアーツは、「問う力」を育む土壌として再評価されています。組織の課題を数字や制度で解こうとする前に、「何が本質なのか」「何を大切にしたいのか」を問うことから真の変化が始まります。
丸井グループの青井浩社長は、経営危機に陥った際、事業構造改革よりも「理念の再確認」に踏み切りました。社員同士で「何のために働くのか」を語り合うことで、やらされ感が減り、内発的な意欲が生まれ、企業文化そのものが変わっていったといいます。
同様に、明治安田生命の永島英器社長は「経営者は哲学者になる」と語り、自社のパーパス(存在意義)を「物語」として語ることで社員を導いています。数字やKPIよりも、人間の心を動かす“意味”が経営の軸になりつつあるのです。
これらに共通しているのは、リベラルアーツを「思考の筋肉」として使っていることです。“正解を出す力”ではなく、“考え続ける力”。それがAIには代替できない、人間の知の働きです。
ウエイクアップが掲げる「組織変容」も、この“問いの力”と深く結びついています。組織が変わるとは、制度や仕組みが変わることではなく、組織に流れる関係性や思考の質が変わること。「問題を解く前に、問いを見直す」と、関係性が、会議の空気が変わり、対話が深まります。
AIが加速度的に賢くなる時代に、人間の役割はむしろ“立ち止まり、問うこと”であり、“互いに影響し合いながら聴き合うこと”にあります。問い、迷い、語り、聴き合いながら、目の前の現実に新しい意味を見いだすことは、効率でも合理性でも測れない、人間だけの力です。
リベラルアーツは、そうした「考える歓び」を取り戻し、「問い、聴き合う」ことへの第一歩。それは、組織変容の出発点でもあります。AIが答えをくれる世界だからこそ、私たちは“問い”を取り戻す。その一歩が、組織変容の入り口です。
ウエイクアップで「リベラルアーツ」と言えば山田享コーチ。今回のウェビナーでは山田コーチをゲストに迎え、MC役の木村史子コーチとともに「リベラルアーツ×組織変容」をテーマにトークします。ぜひお気軽にご参加ください。
ウエイクアップ無料ウェビナー「リベラルアーツ✕組織変容®」
日程:2025/11/25(火)12:15~12:45(30分)
場所:オンライン(Zoomウェビナー)
MC:木村 史子(ウエイクアップ 組織変容コーチ)
ゲスト:山田 亨(ウエイクアップ エグゼクティブコーチ)
対象者:企業等の組織にお勤めの方で特に以下に当てはまる方
- 組織の問題をもう一段深い視点から考えてみたい方。
- 組織開発の施策が本当に機能しているのか問題意識を持っている方。
- 組織の多様性をしっかりと機能させたい方。
- 変化の激しい時代に対応できる機動力のある組織をつくりたい方。
- リベラルアーツがどのように仕事に活かせるのかに興味がある方。
- (※同業の方はお断りする場合があります)
お申込み受付期間:2025/11/4(火)12:00~11/20(木)24:00
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