株式会社マネジメントソリューションズ 様
部下との信頼関係構築は対話力から始まる──MSOLのミドルマネジメント向け研修事例
WAKE UP Solutions:
株式会社マネジメントソリューションズ 様
- 業界
- コンサルティング/プロフェッショナルサービス業
- 売上規模
- 2025年12月期の売上高予想(連結)約230億円
- 従業員規模
- 1,624名(2025年9月末時点)
- 主要事業内容
- マネジメントコンサルティング、プロジェクトマネジメント実行支援、マネジメントトレーニング
お話を伺った方
※ 所属、役職は取材当時のものです。
- トレーニング事業部 人財開発室
- 南波隼彦 様
上司と部下の1on1が制度としては全社的に定着しつつある中で、「業務の進捗報告に終始してしまう」「部下の本音が引き出せない」といった課題に直面していたマネジメントソリューションズ様(以下 MSOL)。ウエイクアップの対話力向上プログラム「Co-Active® Skills」(※1)を導入し、コーチングスキルだけでなく“人のあり方”に踏み込む学びを通じて、信頼関係の再構築と組織風土の変化が生まれています。今回は、施策の背景から実践、そして今後の展望までを伺いました。
この記事の目次
業務進捗報告メインの1on1からの脱却
まず、今回の取り組みに至った背景を教えていただけますか。
南波 当社では以前から上司と部下で行う1on1の仕組みはありましたが、実際には業務の進捗確認や相談、指導だけに終始してしまうことが多く、1on1における配下メンバーとの対話の質に課題があり、配下メンバーからも「本音を話しにくい」「上司にどう思われるか不安」といった声が上がっていました。
1on1を実施していても業務進捗確認で終わってしまうケースは多いですが、その原因の一つに上司と部下の「関係性」があったということでしょうか。
南波 その通りです。上司側も「どこまで踏み込んでいいのか分からない」、その結果「本音が聞けない」という戸惑いもあり、表面的なやり取りにとどまってしまう。信頼関係の土台が弱いと、対話が深まらないという現実がありました。そのため、対話力はもちろん、関係性を構築するための施策を必要としていたのです。
“ロジカルな組織”にも存在する、対話の土壌
今回のプログラムを導入する以前から、御社では独自でコーチング研修をされていたと伺いました。
南波 はい。2年ぐらいでしょうか。1回の研修で4~5人程度の小規模でしたが、参加任意の社内研修として定期的に実施してきました。私たちの会社は、コンサルティング業界でもありますが、ITプロジェクトのマネジメント支援(PMOプロジェクトマネジメントオフィス)の会社なので、SEやエンジニア経験者も多く、“左脳的”な方が多い組織だと思っていたんです。ロジカルに物事を進める文化が強くて、対話や感情面の関わりは比較的苦手だと。でも実際には、チームで協働しながら業務を推進する中でメンバーやクライアントとの対話を大切にするという“右脳的”な側面が確かにあって、そこを大切にしている人も多いのだということに気づかされたのです。
それは大きな発見ですね。見えていなかっただけで、実は組織の中にはコーチング的な関わりを受け入れる土壌があるのだと。
南波 そうですね。「それであれば、インプットがメインの研修ではなく、ウエイクアップが提供しているような、体験や実践を通じたアウトプットメインのプログラムを実施しても良いのでは」と思いました。単なるスキル研修ではなく、人との関係性を育てる研修の土壌があると分かったのは非常に大きかったです。
スキルではなく“人のあり方”を学ぶ
そのような中で、弊社のプログラムを選んでいただいた理由は何だったのでしょうか。
南波 まずは国際的なコーチ養成機関(CTI JAPAN※2)で講師をされている方々がプログラムをリードするという信頼感です。そこは安心してお任せできると感じていました。また、内容面でも単なるスキルの習得にとどまらず、「自分のあり方」や「相手との関係性」に気づきを得て、どのように関係を構築していくのかという点にまで踏み込んで学べるところも魅力でした。それらの学びを座学ではなく体験的に、かつ、体感的に学べる構成になっていたのも大きかったですね。
ありがとうございます。今回はプログラムの2か月後にフォローアップの場も入れましたね。
南波 はい。学びを一過性のものにせず、フォローアップ研修での実践と振り返りを通じて定着させていくという流れができたことも決め手の一つでした。知識だけでなく「人のあり方」を問われる学びであればなおさら必要なポイントだと思います。
正直なところ、例えばコーチングの資格を持った方が講師をやる、という選択肢もあったのではと思うのですが、そこはどのように判断されたのでしょうか。
南波 そこに関しては、ウエイクアップにお願いすることしか考えられませんでした。実際にウエイクアップの講師陣の関わり方を見ていて、「これは全然違う」と。コーチングだけでなく育成のプロとしての関わり方は、場のつくり方も、問いの深さも、レベルが違います。だからこそ、外部のプロに任せる価値があると確信していました。
対話が深まり、関係性も変わる
実際にプログラムを実施してみて、参加者の方々にはどのような学びがありましたか?
南波 傾聴や質問の技術ももちろん学びになりましたが、それ以上に「人に焦点を当てる」や「意図的に関係性を築く」といった“人のあり方”、“人への関わり方”という技術だけではない部分への気づきが大きかったようです。自分自身の関わり方を見つめ直す機会にもなったようです。参加したことで、「これまでの1on1は“やり方”や“聴き方”に偏っていた」と気づいたようです。中には「相手の話を聴く姿勢が変わったことで、関係性が一気に近づいた」という方もいて、学びが実感を伴っていたのが印象的でした。
プログラムの後に、現場で実践に移した方々も多かったようですね。
南波 そうなんです。現場で実践してみたところ、部下との対話が深まり「本音を話してくれるようになった」という声も聞いています。以前は話題に上がらなかったような悩みやメンバー自身の価値観の話が出てくるようになり、関係性が明らかに変わってきたという方もいますね。
それは素晴らしい変化ですね。1on1の場が、“対話の場”として機能し始めたということでしょうか。
南波 そうですね。業務進捗報告の場から、相互理解や関係性構築の場へと変化してきた実感があります。上司側も「傾聴することの意味」を再認識し、対話に対する姿勢や捉え方が少し変わってきたように思います。
対話が必要なすべての組織へ
どのような企業にこのプログラムを薦めたいですか?
南波 広くどのような業界の企業であっても有効なのではないでしょうか。特に人間関係や信頼関係の構築に課題を抱えている企業には効果があると思います。当社でも対話の質が変わることで、マネジャーの視座や関わり方が変わり、そこから組織全体にも波及していくことを期待しています。
信頼関係の再構築は、一見組織内のミクロな出来事と思われがちですが、組織風土の醸成・組織の持続的な成長にもつながる経営課題です。マネジャーの対話力・人のあり方を育てることは、未来の組織づくりへの第一歩です。MSOL様の取り組みが、同じ課題を抱える企業のヒントになれば幸いです。
※1 Co-Active® Skills:ビジネスに必要なコーチングスキルを理解・体得する実践型トレーニングプログラム(CAO: Co-Active® Approach for Organization)の短縮版(0.5日)。
https://wakeup-group.com/solution/wakeup-for-leadership-development/#anchor03
※2CTI JAPAN:国際コーチング連盟(ICF)に世界で初めて認定されたプログラム (Level2)を提供しているコーチングスクール。株式会社ウエイクアップの事業サービスの一つ。
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