この度の熊本地震で被害にあわれた皆さま、 被害のあった地域の一刻も早い復旧を祈念しています。 さて、おかげさまで、この『生きている会議の創り方・進め方』 ——————————
—————————— 以上4つのトピックをお伝えしてきました。 残念な光景としてありがちなのは、 それはそれで昔ながらの微笑ましい光景ではありますが、 この問題意識は、この『生きている会議~』 会議で発言しない方々に個別にお話を伺った際の私の経験から申し それでも発言をしない理由が他にあるのです。 「そもそも会議とは形式的なもので、 といった思い込み。 「会議の時間は自分にとっては非生産的。 などの個人的な理由で、 自分以外の誰かを変えることは、誰にもできません。 その上で、率直に、自分の本音を伝えることです。 何のためにこの会議があるのか、 「この会議は私たちの衆知を集めるためにある。なので、 こうした率直な本音が、 そして、ここで大切なことをもう1つ。 率直に自分の本音を伝えたその時、 ぜひその瞬間を大切にして、そこからまた、
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効果的なリーダーシップの深層 ~ 何のためにそれをやっているのですか? ~
- チームワークが大切だから部下のモチベーション向上を一番に考え
、良いところを見つけては褒めています。 - 着任時、組織の規律が緩く感じられ、
業務プロセスに曖昧なところがあったので、 まずはメンバーには厳しく接して緊張感を持たせるようにしていま す。 - 「そもそもこの仕事の目的は何か?」
というところから議論を始めるようにしています。
そして、
実際にうまく機能していないリーダーの皆様によくよく話を聞いて
- 部下のモチベーションを下げないように、
失敗させないようにと思うあまり、 チャレンジングな仕事を部下に任せ切れていなかった。 - 改革により部署の空気が引き締まった後も、
同じように空気を引き締め続けた結果、 リーダーの顔色を伺う組織になり、人が育っていなかった。 - リーダーの語る「そもそもの目的」の抽象的が高すぎて、
周囲がついてこられず、議論がかみ合っていなかった。
<効果的なリーダーシップを阻害する原因となるもの>
はたして、
その答えが「意識の成長段階」
「人の意識」は成長とともに段階を追って進化します。
わがまま放題だった子供は、成長して社会の中で揉まれるにつれ、
(「社会適応」の意識状態への進化)
ここで問題なのは「社会適応」の段階では、
例えば、
このような「反応」
でも、リーダーとして人を率いる局面において、このような「
<「好ましくない現状」の裏にあるもの>
先ほど示した3つの事例についても「周囲から受け入れられ、
- 部下を苦しませたくない
→部下から嫌われたくない - 自分の改革が正しかったので、引き続き、
自分のグリップを効かせた組織でいたい
→自分の影響力を保っていたい - 社会や世界といった抽象度の高い論点から業務を語ることで、
自分の知性と思考の深さを周囲に知らしめた
→知恵のある人だと思われたい
このような心の「反応」は普段、
良かれと思った行動が効果的に機能しないのは、このような心の「
これが「社会適応」
<まずは振り返り、ご自身の反応に気づくことから>
自分のリーダーシップがうまくいっていないと感じる場合、
あなたがリーダーとして普段取っている行動は、
もちろん、イチかゼロかで答えられるものではないですが、
効果的にリーダーシップを機能させるリーダーの成長ステージは「
可能性を信じてくれる上司のもとで、部下は大きくなる
みなさんは、こんな経験がありませんか?
目の前の相手が、自分に好意をもってくれている、
逆に、相手の「できないやつだな、使えないな~」
「別に、相手がどう思おうと、私は私だよ」
それが、職場の上司・部下の間のこととなると、
企業の方と、部下との接し方の話になった、
「そうはいっても、できないやつっていますよね」
「できる人、
と言われることがあります。
もちろん、「パフォーマンスを冷静に評価する」のは、大切です。
ただ、あなたが部下なら、
「今はここまでだけど、本当は、もっとできるぞ」
と信じて関わってくれる上司と、
「お前は、ここまでしかできないやつ」
と見る上司と、どちらの職場で働きたいでしょうか?
そして、それぞれの上司のもとで、
昔、私の上司だった人は、しい人でしたが、いつも私を「
私自身が「そんなの無理だよ!」と思うような仕事も、「
そのおかげで、私は新しいことに挑戦することもできましたし、
コーチングの基本に、
「クライアントの可能性を信じる」
ということがあります。
コーチは、クライアント自身も気づいていない、
それによって、クライアントは初めて自分の大きさに気づき、「
上司が、コーチと同じように、部下自身も気づいていない、
そんな上司のもと、
しかも、それには、何のコストもかからないのです!
上司のあなたが、「こいつは、できるやつなんだ」
コーアクティブ・ビジネス会話術 「会話の中で、自然にコーチングを使う方法」
コーチングを学んでいる人から、「
私は、
「コーチングは自然な会話ではありません。コーチと
クライアントのお互いが協働関係を創って行う会話
なので、通常の会話とコーチングは違います」
と答えています。
通常の会話ではなく特殊な会話なので、
ただし、こういった前提がありつつ、
そこで今回は、
まず、コーチングが実際に機能しやすい場をあげると、
1年あるいは半年に1回の目標面談では、
そして、面談ではなく、
ここで重要なのは、
例えば、何か相談をされた時に、
「そういった相談は、コーチングをさせてもらうとより良い
答えが見つかると思うので、よかったらコーチングを
させてもらえないかな?」
など、一言相手に許可を得ることによって、
また、コーチングを学びたてでよく失敗する例として(
コーチングで傾聴を学び、人の話を傾聴すると、
そういった深い会話になると、コーチングを学んでいる人は、
そんな時こそ、許可取りです。
【例】
「よかったら少し質問させてもらってもいいかな?
○○さんの役にたつかもしれないから」
「今、コーチとして関わらせてもらったら話しやすいと
思うけど、どうかな?」
など、
コーチングを通常の会話で使う場合、大事なポイントは「
相手がしっかりとコーチングを受ける状態でいないとコーチングは
「人を観る力」
自分にそっくりの人が世界に3人いる、
皆さんは、
私は、社会に出てしばらく経った未だ20代の頃、
どこかの居酒屋チェーンの広告で、
その瞬間のことを思い出すと、
現代では有名人のそっくりさんはタレントとして活躍されています
影武者と一口に言っても、
どこまで本物になり切れるか、本物という役割を演じ切れるか、
また、単に本物の一挙手一投足を真似るだけでなく、
そこには、とことん「人を観る力」が求められたはずです。
現代社会においては、
しかし、本当の自分をより高いレベルで体現する余地は、
試しに、今のあなたにそっくりな本当のあなたを客体化して、
今のあなたと、本当のあなたとの微妙な違いは、
もし、その微妙な違いに気づけたのなら、
あなたが身を置く世界が違って観えてくるかもしれません。
私の場合、先ほどの若武者宴会幹事のイメージが強すぎて、
でもこれも何かのサインですから、まずはあのポスターのように、
今回も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
「企業・組織内でなぜ対話/ダイアローグが 必要なのか?」~ 後編 ~
前回の記事(2月18日発行)の最後に触れた、
ここで言う秘訣は、
それは、対話を生み出す土壌になっているメンバー同士の関係性、
まずは、見えやすくわかりやすい聴き方のコツから紹介します。
前回少し紹介したように、対話の状態では自分の意見を守ったり、
なぜなら、
では、その聴き方とは何か。
それは、相手が話していることを評価/判断をはさまずに、
議論や普段の会話では、相手が話しているそばから、
対話では頭の中で評価の声をちょっと脇において、
そうすると、意見を述べる方は自由にのびのびと話ができます。
思いついたアイデアを、
次に、対話の場にいるメンバーのモード(あり方)です。
議論の場では、自分の意見を守ったり、押し通したりするために、
つまり、相手の粗を探し隙あらば攻め込む、
対話では、心がオープンで開かれています。
そこに出てくる様々な考えや意見に対して、
最後に、メンバー同士の関係性を見てみましょう。
対話では、お互いへの信頼があります。
どんな考えも尊重され、
そして、お互いに協力して新たなアイデアを見つけ出そう、
議論では、相手を仮想敵とみなしているかもしれません。
このメンバーのモード(あり方)
どちらの芽が吹きやすいかは言わずもがなだと思います。
以上のように、
・評価/判断をしない聴き方
・オープンマインド、好奇心
・信頼と安心感
が存在する時、
以上のような秘訣を参考にしていただいて、
「企業・組織内でなぜ対話/ダイアローグが 必要なのか?」 ~ 前編 ~
最近になって、組織運営において「対話/ダイアローグ」
私自身もコーチとして、マネジメントの立場として、
そこで、あらためてここで『対話』と『議論』の違い、
「ダイアローグ」の語源はギリシャ語の“dialogos”で、
“daia(間で)+legein(話)+os”、つまりは、
「人と人との間にある話」
と言われています。
この“間にある”というところが、
例えば、「この新規事業をどうすべきか?」
まずは誰かが口火を切って、
そこから先が議論になるのか対話になるのか、
議論の場合は、意見を述べる人の中には明確な方向性があって、
なので、
つまり、議論をするという時、
そうなると、
結果として、
では、対話ではどうでしょうか。
私の経験では、対話の場にいる時の大きな特徴は、
それゆえに、オープンマインドで、他の人の意見や考えも「
それぞれが、
自分が発言していることの中に、
そのような質の発言が誰かから始まると、それをきっかにして、
このあたりが、
個人的には“間にある”、というより、“間に生まれたもの”、
そこにいるメンバーがオープンマインドで自分の考えを述べ、
先行きが不透明な経営環境の中では、
面白いところは、同じメンバーでも議論になる時もあれば、
次回はその秘訣について紹介していきたいと思います。
職場の人間関係を壊す4つの行動とは?
「あなたは職場の人間関係で悩んでいませんか?」
「はい」と答えた方、悩んでいるのはあなただけではありません。
「いいえ」と答えた方、あなたは運がいい、
「職場はいいけど、家庭がねえ」と答えた方、
さて、
厚生労働省が、平成 24 年に全国13,332の事業所と17,
その理由の内訳をみると、「職場の人間関係の問題」(41.3%
寝ている時間を外したら、
誰もが安心して気持ち良く仕事をしたいと思っているはずなのに、
夫婦・カップルの関係性、
———————
1.批判/非難
2.防御
3.侮辱
4.無視・逃避
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これはカップルの研究をベースにしたものですが、
では、1つずつ見ていきましょう。
1.批判/非難:
仕事においては、
けれど、相手の性格、人格、
例: 「よかれと思って情報提供したのに、何も改善されていません。
2.防御:
相手から攻められたら、自分を守りたくなるのは人間の性です。
ただ、弁解や言い訳はむしろ火に油を注ぎます。
例:「他のプロジェクトだって忙しいんだ。
3.侮辱:
皮肉たっぷりな物言いや嫌味、冷笑などは、相手だけでなく、
侮辱的な言葉は相手に嫌悪感を抱かせ、やる気を削ぎ、
例:「で、君、会社に何しに来てるの?」「あー、
4.無視・逃避:
前述の3つの毒素によって職場にマイナス感情が蔓延してくると、
例:「おはようございます。。。。(シーン)」「皆さん、
さて、このメルマガをお読みの皆さんのチーム、
もしくは、自分がついやってしまっていると思う「毒素」
こう訊かれるとちょっとドキッとされるかもしれませんが、
これらの行動が0%というチームや組織はまずありません。
一方、
毒のある行動は多くの場合、無自覚に行われています。
いわば本人のコミュニケーションスタイルの癖であったり、
ここでのポイントはそこに自覚があるかどうかなのです。
では、
ここではシンプルに、3つをお勧めしたいと思います。
===========
1) 「4毒素」についての教育啓蒙をチームで行い、
共通言語とする
2) ゴットマン博士の提唱する「解毒剤」を行う
3) リーダーのあり方として「毒素」の奥にある願いを
聞き取ろうとする
===========
1) 「4毒素」についての教育啓蒙をチームで行い、共通言語と
4毒素がチームの生産性やモチベーションにどれだけ影響を与えて
「ゴメン。今、俺防御しちゃったね」
2) ゴットマン博士の提唱する「解毒剤」を行う
「解毒剤」ですが、例えば、相手の人格を非難するのではなく、
3) リーダーのあり方として「毒素」
「毒素」をどのように捉えて関わるか、
ゴットマン博士は「不満の背後には夢がある」
「あいつはああいうヤツなんだ」
さて、ここまでお読み頂いて、
「それは確かに理想的かもしれないけど、
と言った声もありそうですね。
組織「風土」とはよく言ったもので「関係性創り」は「土壌」
目に見えにくい職場の「関係性」も、
まずは目の前の職場の人間関係から、
参考:ゴットマン・インスティテュート(英語) https://www.gottman.com/
「生きている会議の創り方、進め方」 第3号 ~ 全員が発言する ~
今日は立春。
節が明けて、
この1年も、ウエイクアップ・リーダーズ・
今回は、生きている会議シリーズの第3号をお届けします。
つい先日、
この会議は、
この生きている会議シリーズの第1号、第2号でお伝えした通り、
その上で、この会議をどんな雰囲気にしたいかについて、
そして、経営トップの強いコミットメント、企画メンバーの情熱、
このすばらしい成果とチャレンジに、
今回はこの有難い体験も踏まえ、「全員が発言する」
会議が生きているか死んでいるか、ということは、
その主体性の喚起のために、可能な限り、
これは単純な話なのですが、その会議の時間中、
とはいえ、限られた時間の中で、
そこで活用するのは、
その議題について感じていること、自分の意見、疑問点、
その際に、ちょっとしたコツがあります。
2人一組で話す時間は、双方向の対話ではありません。
時間を区切り、話し手になった人は黙り込むことなく、
自分の考えがまとまっていない場合でも、まとまっていないまま、
聴き手になった人は、相手が話すことに対して意見することなく、
そして、時間がきたら、お互いの役割を交代するイメージです。
仮に片道90秒と設定すれば、90秒×2回=3分で、
その3分が終わったところで、
そのことついては、次号でお伝えしますね。
今回も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
コーアクティブ・ビジネス会話術 「『いいね』の習慣 」
「でも」「しかし」という言葉は、
人は、自分の意見と違う場合や、
特にビジネスの現場では、
否定的な接続詞が悪いと言っているわけではありません。
ここでお伝えしたいのは、
“肯定的に受け止める”
という会話手法がとても有効だということです。
肯定的に受け止める会話術では、
これは、
意見を表明した時に「でも」「しかし」で返されると、
自分が意見を出した時に、常に「いいね」
そのために、まずは「いいね」
ただ、意見が違う時に「いいね」というのは難しいことです。
意見が違うときに、「いいね」と肯定的に受け止めるコツは、
意見が出た場合、ある一部分でも「いいね」
例:「そのアイデアの最初の部分はいいね」
また、何も良い点が見つからなかったとしても、
例:「いいね、積極的に意見を出してくれたことがありがたい」
そして、この「いいね」を使いこなす最大のポイントは、
どんな時にも、「いいね」からスタートしてみてください。
そこに「なぜいいのか」まで伝えられると、