ウエイクアップの後藤岳
(コーチングトレーナー)です。
CTIジャパンの活動の一つに
コーチング体験会があります。
まだコーアクティブコーチングに
触れたことのない人向けに
プロのコーチからコーチングを受ける
ことができ、コーチングを
肌で実感ができ、深い理解につながる
機会を提供しています。
コーチングを受けてもらうには、
コーチさんが必要となってきますので、
CPCC(CTI認定プロコーチ資格)を取得
しているコーチさんに声をかけさせて
もらっています。
私にとってはコーチさんたちと一緒に
コーアクティブの場を創ることも
この体験会での大きな喜びです。
コーチとして参加してくださる方々とは、
それまでのコース(基礎、応用、上級)で
出会った受講生たちとの再会の機会
でもあります。
受講生時には、コーチングをもっと
身につけたい、さまざまな場面で活用、
活躍したい想いで学び進めている姿を
見てきました。
コーチングの関わりを学ぶ過程の中では
自分の関わり方のパターンや潜在意識に
気づくことがあります。
その気づきで大きな喜びを感じる
こともあれば、葛藤を抱えることも。
特に上級コースの中では、
より実践的なトレーニングが多くあり、
自身の課題を突きつけられて
落ち込んだり、
なかなか乗り越えられなかった課題を
克服できて涙したりと
より生々しい体験もあります。
そうやって紆余曲折、喜怒哀楽を経て
CPCCに辿り着くことが多いのが
上級コースの特徴の一つです。
そのような場面を共に過ごした受講生が、
体験会では
コーチとして再会するわけですから
それだけで何とも嬉しくなります。
コーチとしての経験は
在り方に滲み出てきていて、
以前会った時のあり方とは異なっていて、
力みがなく自然体で、かつ
自分の軸を持っている、表情からも
生き生きとした雰囲気が伝わってきます。
いきなり、初めましての人と
15分という短い時間で行う
体験会のコーチングセッションは、
日々実践を積み重ねている
コーチさんにとっても
大変難しい場面です。
それでも緊張しながらも、
同時に楽しみながら
自分らしさを発揮しています。
そのようなコーチさんからコーチングを
受けた人たちがセッションを終えて
戻ってきた時に、生き生きとしたり、
驚いた表情をしたり、時には
涙して戻ってくることもあります。
すごいですよね、たった15分で。
そのような場面を体験会では何度も
目撃してきますが、この時、
何とも逞しいコーチになったなあと、
これまでどれほど経験を積み重ねて
きたのだろうかと感慨深くなり、
密かに感動を覚えています。
そして仲間としてコーアクティブを
十二分に届けられている場を
一緒に創ることができていることに
大きな喜びを感じます。
参加者はもちろん、
受講生の変容を知る機会となっている
コーチング体験会は、私にとって
貴重な場となっており、新たな勇気と
エネルギーをもらっています。
これには本当に感謝しかありません。
トレーナー冥利に尽きますし、
この役割を担っていて最も嬉しいことです。
今では、
参加者としてコーチング体験会に
参加された方が、今度はコーチとして
参加してくれる方も出てきました。
このような循環を
さらにさらに増やして、必要としている
多くの人たちに届けていきたいと思います。