ウエイクアップの池田佐佳子(さよこ)です。
いつもはCTIのコーチングコースや
企業コースといったプログラムの
リードをしていますが、昨日、
CTIジャパン初のコーチング体験会に
コーチとして参加しました。
それはCTIのファカルティの面々が
自己紹介をしているのを一気に見られる
初めての経験でもありました。
そして改めて、色んな経緯で
コーチングを知り、色んな経緯で
コーチになることにした人たちなのだと
(この組織に関わり始めて5年が経ちますが)
初めて知ったようなこともありました。
印象的だったのは、
現在ファカルティとしてコーチングの
コースをリードしている者であっても、
必ずしも最初からコーチングに魅了されたり、
これは絶対にビジネスで使える!!
と確信をもってコーチングを学び続けた
者ばかりではない、ということでした。
体験会に来てくださった方は、皆さん
コーチングを学んだことのない方で、
クライアントとしてコーチングを受ける経験も
お一人を除いて、初めての方でした。
ある方が「コーチに質問されることで、
今まで考えたことのなかったことに気付けた」
と仰っていました。
それを聞いて思い出したことがありました。
私は企業でコーチング的コミュニケーションの
研修をリードすることもしていますが、
その時に必ず言われることがあります。
「どうしたい?と聞いても答えられない部下に
この関わりは実用的でない」
確かにコーチング的な質問は、
内省を促すような質問なので、
すぐには答えにくいと思います。
ただ、その質問は
誰かに質問されない限り、
おおよそ自分だけでは意識を向けない、
向けても内省が深まり切らないもの
なのです。
ですから、上司の皆さんには
「一度で諦めず繰り返し質問してください」
と伝えます。
繰り返し質問されることで、
考える習慣に繋がっていきます。
考える習慣がつくと、
気付きが増えてきます。
気付きが増えると、どんな結果にも
意味を見出す力がついてきます。
結果が上手くいっても、いかなくても、
それに意味を見出すというのは
自ら学びを創りだすことが出来る
という状態です。
学びは色んな場面に
汎用していくことが出来ます。
つまり応用力に繋がるのです。
「あなたはどうしたい?」
「それが出来たらどうなると思う?」
このシンプル過ぎるほどシンプルな質問を
(答えられないだろうなぁ)と
思ってしまう相手に
繰り返し聞いていくことが、
どんな未来を創るのでしょう。
最初に切り出すには勇気がいるかもしれません。
でも、もしかしたら
状況・環境に変化が起きた今、
いつもとは違う切り口で
相手と関わるチャンスかもしれませんね。
【おまけトーク】
私の得意なこと:猫の爪切り